健保だより2001年4月号

● 健保だより 2001年4月号

・新年度のごあいさつ ・第36回組合会 ・介護保険料率
・平成13年度 収入支出予算が決まる ・平成13年度 保険事業 ・コンピュータ関連業界合同ボウリング大会開催

新年度のあいさつ

北海道コンピュータ関連産業健康保険組合
理事長
 中村 力

 健康保険組合の事業運営にあたりましては、日頃から暖かいご協力、ご支援を賜り心からお礼申し上げます。

 平成12年度における当健康保険組合の財政状況は、当初に予想されたとおり非常に厳しく大幅な経常赤字の見込み(△8.000万円余)となっており、今後の事業運営がますます苦境に陥るのではないかと心痛めている次第です。

 財政悪化の要因は老人保健拠出金及び退職者給与拠出金の激増で、実に保険料収入のほぼ50%を占めるに至っており、一方、皆さんや家族の方が病院にかからえる医療費についても年々増加を続け、平成12年度は保険料収入の52%余に達する見通しとなっております。

 この拠出金と医療費とで既に保険料収入額を上回ると云う異常な状況となっており、従来から医療保険制度の抜本改正が叫ばれている中ですが、当健康保険組合としても一日も早い実現を強く願っている次第です。

 また、昨年4月にスタートした介護保険制度につきましては、予想に反し老人医療費軽減への結びつきが少なく、当健康保険組合としても介護保険の正しい利用の促進が図れるようご理解を訴えていかなければならないと考えているところです。

 平成12年度収支決算状況などは、収納整理期が終わった段階で改めてご報告申し上げます。

 健康保険組合の財政は、現在の医療保険制度体制が続く限り厳しい財政基盤で推移する状況にかわりありませんが、新世紀のスタートの年度として、一層気を引き締めて少しでも健全化が図られるよう保険事業の活性促進、レセプトの点検等医療費の適正化対策の強化に努力を重ねてまいりますのでご理解、ご協力の程お願い申し上げます。

 なお、平成12年度の共済会の事業につきましては、前年度と同様の事業を基本としておりますが、年度当初から事業の展開が図れるよう鋭意取り進めております。皆さんの共済会として大いにご活用願うともに、より有意義な事業運営を図るためお気軽にご意見、ご要望等をお寄せ頂きますようお願いし新年度に当たってのご挨拶と致します。


第36回組合会

●開催日   平成13年 3月 2日(金) 11時00分
●開催場所 札幌全日空ホテル 3階 祥雲の間
●出席理事 15名
●関係者 5名

●議事事項
 1.平成12年度 追加更正予算(案)について
 2.平成13年度 事業及び収入支出予算(案)について
 3.平成13年度 支出予算同一款内の項間の流用について
 4.組合規約の一部改正について
 5.介護保険料率について
 その他

●審議状況
 議案1~5について、熱心な討議、意見交換された後全員一致で承認されました。


第36回組合会のもよう


介護保険料率
  平成13年度も引き続きは1,000分の10.4に

 当健康保険組合の介護保険料率は平成13年1月分から1,000分の10.4で扱われてきましたが、平成13年度(3月分~14年2月分保険料)についても引き続き1,000分の10.4に決まりました。
 平成13年度の介護給付費納付金額と当健康保険組合の介護保険料納付対象者の平均標準報酬を基に試算したところ、上記保険料率でほぼ規定どおりの予算編成ができ得ることから、3月2日開催されました第36回組合回において標記介護保険料率に決定されました。


平成13年度 収入支出予算が決まる

老人保健拠出金等と保険給付費の支出で保険料収入の96.3%

 一般勘定 13億1,428万円
 介護勘定    4,618万円

 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成13年度事業と収支予算が去る3月2日(金)開催された第36回組合会において、熱心な討議、意見交換の結果標記のとおり決定されました。
 事業運営の収入源である保険料収入の基礎となる年間平均被保険者数は、3,637人で1%増、平均標準報酬月額も過去の実績等から1%増で327,057円の見込みとなっています。
 一方支出では、皆さんや家族の方が病院等にかかったときの医療費として支払われる現物支給、及び療養のため休んだ時に支給される傷病手当金等の現金給付が、5億8,938万円を計上、支出全体の44.1%に、また、老人医療費の増加に比例して増え続ける老人拠出金等の負担は5億6,643万円で43.1%を占めており、合わせると87.9%となっております。
 保険料収入に対しては、前年度より若干下がりましたが96.3%となっています。  疾病予防を中心とした保険事業費には、ほぼ前年度と同額の6,252万円を計上、人間ドック等各種健康保険審査、及び契約体育施設利用の補助について前年度と同様の取り扱いとしております。
 なお、介護勘定については、13年度の介護給付費納付金の額と納付対象者の平均標準報酬等を考慮して保険料率(10.4‰)が設定され、同時に今後の保険料負担に大きな影響を及ぼさないよう一定額の積立金も計上しております。

一般勘定                                      (単位:千円)
科目
収入予算額
科目
支出予算額
健康保険料
1201,055
91.38%
事務費
49,075
3.73%
調整保険料
17,180
1.31%
保険給付費
 (法定給付費)
 (附加給付費)
589,382
586,998
2,384
44.84%
44.66%
0.18%
繰入金
81,352
6.19%
財政調整事業交付金
5,823
0.44%
国庫負担金収入・他
1,300
0.10%
拠出金
(老人保健拠出金)
(退職者給付拠出金)
566,428
438,617
127,811
43.10%
33.37%
9.72%
雑収入
4,572
0.35%
 介護勘定受入
3,000
0.23%
 
 
 
保険事業費
62,516
4.76%
 
 
 
財政調査事業拠出金
17,129
1.30%
 
 
 
還付金・連合会費・積立金
3,234
0.25%
 
 
 
その他
3,000
0.23%
 
 
 
予備費
23,517
1.79%
 
 
 
介護勘定繰入
1
0.00%
合計
1,314,282
100.00%
合計
1,314,282
100.00%

介護勘定                           (単位:千円)
科目
収入予算額
科目
支出予算額
介護保険料
46,172
99.99%
介護納付金
35,895
77.74%
繰入金
1
0.00%
介護保険料還付金
50
0.11%
雑収入
2
0.00%
積立金
7,231
15.66%
一般勘定受入
1
0.00%
一般勘定繰入
3,000
6.50%
合計
46,176
100.00%
合計
46,176
100.00%

 


・平成13年度 保険事業

★健康診査(健診)

 疾病予防の一環として、各種健康診査に対して費用の一部を補助します。
 被保険者の方は勿論のこと、ご家族の方も年に一度は是非健康診査を受け健康管理しましょう。

 [受診の手続き]
 希望する検診機関と事業所で日程等調整し、健保組合に申込書を提出、承認を受け受診します。

健診種目健診対象者補助金額
人間ドック(A) 35歳以上の被保険者・被扶養者 35,000円
人間ドック(B) 30~34歳の被保険者・被扶養者 20,000円
生活習慣病予防健診 29歳以下の被保険者・被扶養者である妻 10,000円
婦人科健診 被保険者・被扶養者で年齢の制限無し
検査方法/乳ガン(触診)子宮ガン(細胞診)
5,000円

【留意していただくこと】

 1) 札幌市内の事業所は、必ず契約健診機関で受診してください。

 2) 札幌市を除く道内、他府県等地方にあっては、最寄りの健診機関を利用し、後日健保組合に補助額の請求(償還払い)をしてください。
    この場合、検査内容は等健保組合で定められた項目を必ず実施してください。

 3) 健康診査契約外機関健診費用(償還払)請求書には、健診機関からの請求書(写)、領収書(写)及び個人別の健診結果報告書(写)を添付願います。

 4) 健康診査は、年1回とし、人間ドック・生活習慣病予防健診とは重複できません。

 5) 健診種目は年齢で区分されていますが、希望により下のランクでも実施できます。

契約健診機関一覧

契約健診機関名健診機関所在地電話番号
北海道労働保健管理協会 003-0024
札幌市白石区本郷通3丁目2番13号
011-862-5088
北海道健康管理センター 060-0001
札幌市中央区北1条西4丁目ペアーレ札幌1・2F
011-218-1655
(財)結核予防会 北海道支部 060-0033
札幌市中央区北3条東3丁目
011-231-6419
札幌商工診療所 060-0063
札幌市中央区南3条西8丁目 (杏仁ビル)
011-251-2869
ダイヤモンドクリニック 060-0055
札幌市中央区南5条東3丁目
011-531-9221
北海道労働保険管理協会
札幌総合検診センター
(旧住友生命札幌総合検診センター)
060-0062
札幌市中央区南2条西2丁目18番1
住友生命札幌南2条ビル
011-222-0710
札幌社会保険総合病院 004-0052
札幌市厚別区厚別中央2条6丁目2-1
011-893-5881
日本健康倶楽部 北海道支部 060-0807
札幌市北区北7条西4丁目4-1-2 丸増ビル 9F
011-707-1115
札幌循環器クリニック 060-0014
札幌市中央区北14条西18丁目
011-747-5821

★契約体育施設

費用の一部を利用券により補助されますが、契約施設を利用するときに、健保組合に電話または文書、FAX等で必要枚数を請求し利用券の交付を受けて下さい。

TEL:011-222-0500
FAX:011-222-0023

対 象 者・・・被保険者・小学生以上の被扶養者
補助金額・・・1,000円
利用回数・・・1人につき年1回利用できます。
利用方法・・・保険証の記号番号、氏名等を必ず記入し、契約施設の窓口に提出して下さい。
※利用する費用が補助額に満たない場合は、補助の対象になりません。

利用施設一覧

利用施設名
住所
利用施設名
住所
定山渓ビューホテル 札幌市定山渓 ルスツ高原ホテル 留寿都村泉川
洞爺パークホテルサンパレス 壮瞥町壮瞥温泉 ホテルMtレースイ 夕張市末広町
洞爺パークホテル 洞爺湖温泉町 夕張Mtレースイ
ロイアルパインズホテル
夕張市末広町
ニュー阿寒ホテル 阿寒町阿寒湖畔 スポーツクラブジップ 札幌市北区
阿寒ビューホテル 阿寒町阿寒湖畔 サホロリゾート 上川郡新得町
北湯沢湯本名水亭 大滝村北湯沢温泉町 登別万世閣 登別市登別温泉町
北湯沢温泉郷
 湯元ホロホロ山荘
大滝村北湯沢温泉町 洞爺湖万世閣 洞爺湖温泉町
大規模年金保養基地
 グリーンピア大沼
森町赤井川 定山渓万世閣ホテル
         ミリオーネ
札幌市定山渓

業務・休業のお知らせ

 5月1日(月)は、当健康保険組合の設立記念日に当たります。
 恒例により当日は、業務を休業させていただきますので、ご協力ください。


コンピュータ関連業界合同ボウリング大会開催

 (社)北海道ソフトウェア協会と(社)日本システムハウス協会北海道支部が共催し、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の協賛の下、日頃のストレス解消と福利厚生の一役を担い、恒例の「コンピュータ関連業界 合同ボウリング大会」が去る2月22日(木)札幌市東区のスガイボウルアポロンで開催されました。
 本年は、新世紀スタートの大会として意気込みが現れ42チーム168名と例年以上の参加者となり、また両協会の小林会長、岩谷会長もエントリーされ一層盛り上がった大会となりました。
 多くの方々は、一喜一憂の熱戦を展開し、流す汗で日頃のストレスを解消を図られたことと思います。
 その結果、成績優秀なチーム及び個人にそれぞれ優勝トロフィー、商品等が贈られ和やかなうちに表彰式が行われ無事大会を終了しました。

成績は次のとおりです。(敬称略)

★団体戦
優勝 
(株)アジェンダ  
2位 
インフォネット(株) Cチーム  
3位 
(株)北海道スタット Bチーム  
★個人戦
優勝 
幸坂 昌彦 インフォネット(株)
2位 
外崎 文昭 (株)北海道スタット
3位 
久慈 章夫 (株)北海道スタット

 
熱戦状況   個人優勝

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札幌市中央区大通西16丁目1番24 FAX (011)633-8373