健保だより2008年4月号
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北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成19年度事業と収入支出決算状況(一般・介護)について、去る7月14日(月)開催された第54回組合会において審議され、全員一致のうえ承認決定されました。
平成19年度の決算は、被保険者数が増加したこと等から保険料収入が増となり、支出では医療費が減少した事等により、前年度の繰越金を含め1億7千万円強の決算残金となりました。
収入では、事業主とみなさんに納めていただいた保険料が18億7,188万円で、収入全体の95.4%を占めています。一方支出では、みなさんやご家族の方が病気や怪我をしたときの医療費及び傷病手当金や出産育児一時金といった各種現金給付等に充てられる保険給付費は支出全体の51.2%、老人保健等の拠出金は37.7%を占め、これらの合計額は約15億9千万円となり、保険料収入の88.9%となっております。
健康診査を中心とした保健事業では、支出全体の5.9%となっております。
また、介護勘定につきましては、当組合が国に納付する介護給付費が1億1,881万円で、昨年度より1,428万円の増となっております。
平成20年度からは、高齢者医療制度や特定健診・保健指導の施行など新たな負担があり、財政的には厳しい状況が予想されます。引き続き組合員の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
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単位=千円
科 目 収入決算額 科 目 支出決算額 健 康 保 険 料 1,873,614 95.36% 事 務 費 58,567 3.27% 調 整 保 険 料 30,030 1.53% 保 険 給 付 費
法 定 給 付 費
付 加 給 付 費918,633
912,001
6,63251.23%
50.86%
0.37%繰 越 金 30,818 1,57% 拠 出 金
老人保健拠出金
退職者給付拠出金675,216
309,439
365,77737.65%
17.26%
20.40%繰 入 金 285 0.01% 保 健 事 業 費 106,000 5.91% 財政調整事業拠出金 30,027 1.67% 財政調整事業交付金 25,011 1.27% 連 合 会 費 1,322 0.07% 積 立 金 繰 入 2,713 0.15% 雑 収 入 5,087 0.26% そ の 他 847 0.05% 合 計 1,964,845 100.00% 合 計 1,793,325 100.00%
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開 催 日 平成20年7月14日(月)11時 出席議員 16名 開催場所 札幌全日空ホテル 3階 孔雀の間 関 係 者 3名
審議事項1.平成19年度事業及び収入支出決算について 2.理事長専決事項について 議案1及び2について原案どおり承認されました。
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健康保険の保険料は会社から支払われる給与総額(報酬月額)を一定の幅で5万8000円から121万円までの47等級に分けられた標準報酬月額をもとに計算されます。
この標準報酬月額は、毎年4月・5月・6月の3ヶ月間の給料の平均額をもとに決めなおし、その年の9月から翌年8月まで適用されます。
また、昇給などで大幅に給料が変更になった場合には随時見直されます。
報酬月額は、基本給や住宅手当、残業手当、通勤手当など名目にかかわらず、労働の対価として支払われるものはすべてこれに含まれます。
たとえば残業手当などは、毎月同じ額とは限りません。小額であっても額が変われば、当然報酬月額も変わってきます。本来は、実際に支払われる給与総額に応じて保険料を負担すべきものですが、事務を簡素化にし、正確・迅速に行えるように考えられたのが「標準報酬月額」です。
この標準報酬月額に保険料率(当健保組合の現在の保険料率は1000分の76)をかけた金額が健康保険の保険料となります。●例えば、給与総支給額 314,500円の場合の健康保険料は、
標準報酬月額 320,000円(23等級)
320,000円×76÷1000=24,320円です。
事業主と被保険者で折半となりますので、それぞれ
12,160円ずつになります。
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「乳がん」について
乳がんと闘って24歳の若さで他界した女性の闘病生活のドラマを見た女性も多かったようですし、乳がんの話を身近に聞いている人も多いのではと思います。乳がんは20代にはまれですが、30代から徐々に増加し、40代から50代にピークとなっています。
1996年より日本でも女性が罹るがんのなかで、乳がんが1位となり、20人に1人が乳がんに罹るといわれる時代になりました。05年には年間の発症者は約4万人、死亡は約1万人になっています。
欧米では、女性の7から8人に1人という日本の3倍の罹患率ですが、90年から死亡率は減少しています。この理由は欧米での乳がんの検診受診率が80%と高いためといわれています。しかし、日本では20%弱となかなか増加しないのが問題です。毎年ピンクリボン運動や東京タワーのライトアップ、各地でのウォーキングによる啓発活動なども行われています。
乳がんはしこりで気づくことが多いのですが、しこりとして触れるくらい(1センチメートル)になるのに10年くらいかかるといわれています。大きくなればそれだけわかりやすくなるわけですが、これをできるだけ小さいうちに見つけようというのが乳がん検診です。
なかには自分でしこりに気づいていても、怖いとか乳房を手術するのが嫌だといって、受診を先延ばしにする女性もいます。2センチメートル以下で見つければ5年生存率は90%以上、またそのしこり周辺だけを切除すればいいともいわれます。もし2センチメートル以上なら、薬で縮小して、部分切除する方法も行われています。
以前の乳がん手術のように乳房全部を摘出するとは限らなくなっています。そのためにも早期発見が重要です。
乳がんのリスク因子は、初経が早い、閉経が遅い、高齢出産、出産や授乳の経験がない、家族に乳がんに罹った人がいる、肥満などがあげられます。しかし確実な予防法はなく、20歳を過ぎたら年に1回の定期検診を受けることをおすすめします。
アイル女性クリニック 院長 加藤季子
当健康保険組合では、乳がん、子宮がんの検診費用を助成しています。
詳しくは、コンピュータ関連産業健康保険組合までお問い合せください。 (011-633-8353)
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住所変更の届出をお願いします。 毎年、ご家族の方へ健保だよりや共済会のチラシ、さらに今年は健康診断の案内などを直接ご自宅にお送りしておりますが、住所が変更になった等で郵便が戻されてくるケースがあります。
住所が変更になった場合には、早めに住所変更の届出書を提出してくださいますようご協力をおねがいします。
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