健保だより2006年4月号
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・第7期組合会議員・理事等役員
任期 平成18年4月7日 ~ 平成21年4月6日
選出された議員及び理事等役員は次のとおりです。今後3年間当組合の運営にご尽力いただくこととなりましたので、皆さん方のご協力をよろしくお願いいたします。
理事長(選定) 中 村 真 規 (株)デジック 常務理事 〃 渋 谷 忠 臣 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合 理事 〃 織 田 和 美 (株)HBA 〃 〃 黒 澤 秀 行 インパルス(株) 〃 (互選) 村 上 由 彦 (株)エルムデータ 〃 〃 平 島 孝 敏 (株)テクタス 〃 〃 小池田 克 弘 (株)電制 〃 〃 田 中 武 久 (株)エスイーシー 選定議員(監事) 松 井 文 也 (株)アジェンダ 〃 桑 原 純 一 (株)イーエスイー 〃 冨 樫 淳 システムマインズ(株) 〃 山 田 二 郎 (株)シーズ・ラボ 〃 服 部 裕 之 (株)ビー・ユー・ジー 互選議員(監事) 浜 出 隆 子 (株)トウワ電子工業 〃 渡 辺 常 雄 SOC(株) 〃 豊 田 公 弘 (株)アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリング 〃 菅 野 満 システムデザイン開発(株) 〃 千 葉 博 人 (株)徳川システム (順不同・敬称略)
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・平成17年度の収入支出決算
一般勘定(健康保険) 介護勘定(介護保険) 収入総額 14億6,517万円 8,938万円 支出総額 14億4,861万円 8,912万円 収支差引額 1,656万円 26万円
北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成17年度事業及び収入支出決算状況(一般・介護)が去る7月10日(月)に開催された第50回組合会において審議され、全員一致のうえ承認決定されました。
平成17年度より健康保険料率を1000分の80から1000分の76に引き下げたこと等により保険料収入が減となり、また老人の一人当たり医療費が増加したことなどにより老人保健拠出金が増加したが、健全財政を維持させるべく事務局一丸となって取り組み、1千6百万円強の決算残金となりました。
収入では、事業主とみなさんに納めていただいた保険料が14億721万円で収入全体の96.0%を占めています。
一方支出では、みなさんやご家族の方が病院等に罹られたときの医療費、傷病手当金や出産育児一時金といった各種現金給付等に充てられる保険給付費は支出全体の51.9%、75歳以上の老人医療費のために拠出している老人保健拠出金や退職者給付拠出金は、37.5%を占めており、これらの合計は12億9千万円で保険料収入の87.1%となっております。
人間ドックや生活習慣病予防健診等を中心とした保健事業費では、健康診断の受診率が年々上がってきており、昨年より520万円増で支出全体の5.1%となっております。
介護勘定につきましては、当組合が納付する介護給付金が8,912万円で昨年度より、1,794万円の増となっております。
介護保険料は、当組合の40歳から65歳までの被保険者・被扶養者が増えていること又は、負担する1人当たり金額が上がっていることなどから、年々増額となっております。![]()
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・決算概要表
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単位=千円
・ 第50回 組合会
●開催日 平成18年7月10日(月) 11時
●出席議員 17名
●開催場所 ホテルオークラ 3階 チェルシー
●関係者 2名
●審議事項
1.平成17年度事業及び収入支出決算について
2.平成17年度支出予算同一款内の項間の流用について
3.組合規約の一部改正について
●審議結果
議案1から2まで原案どおり承認されました。
議案3については、継続審議として次回に持ち越されました。
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・モーツァルトでストレス解消
今年はモーツァルトの生誕250周年。モーツァルトの「おいしいところ(聞き所)」が詰まった特集のCDがベストセラーになっています。
ところで、モーツァルトは健康にもいいことを知っていますか?仕事や人間関係でストレスのたまるこの現代。モーツァルトの音楽は、副交感神経にはたらきかけ、体をリラックスさせてくれるそうです。
理由は、彼の曲には、人間が聞きやすい400ヘルツ前後の音が多いことと、心地よい「ゆらぎ」にあります。
ゆらぎとは、一定のリズムの中に、ある程度の不規則性が含まれた状態で、これがストレス解消によいとか。
まだ、科学的な解明はされていませんが、音楽療法として広く医療や福祉の現場で効果をあげています。今夜は入浴後にモーツァルトでもいかが。
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・ 健康保険の一部が変更になります。
6月14日、新たな高齢者医療制度の創設や、生活習慣病予防対策などによる医療費適正化を柱とする医療制度改革関連法が成立しました。
急速な少子高齢化に対応した給付と負担の見直しも行われ、本年10月から順次改正されます。
詳しい内容につきましては別途お知らせいたしますが、主な変更項目はつぎのとおりです。
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・高額療養費の自己負担限度額が引き上げられます。
・出産育児一時金が30万円から35万円に変更されます。
・埋葬料が被保険者の月収、被扶養者の10万円からいずれも5万円に変更されます。
・70歳以上の自己負担割合や高額療養費の自己負担限度額が変わります。
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・傷病手当金、出産手当金の支給額が引き上げられ、任意継続被保険者への支給が廃止されます。
・標準報酬月額の等級区分の上限、下限の範囲が広がり標準賞与額の上限が1回200万円から年間540万円に変更されます。
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・新しい高齢者医療制度が創設されます。
65歳から74歳の人は前期高齢者医療制度、75歳以上の人は後期高齢者医療制度となります。
・3歳未満の自己負担額2割を小学校入学前までに変更されます。
・40歳以上の被保険者、被扶養者に対する生活習慣病予防等の健康診断・保健指導が義務づけられます。
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・ 睡眠時無呼吸症候群
初夏といっても、時には暖房のほしい肌寒い6月でしたが健康保険組合の皆様、そしてご家族の皆様お元気でしたか?
さて、健保だより4月号では体重や肥満、そしてメタボリック症候群の話をしました。
今回は、睡眠時無呼吸症候群についてお話したいと思います。
皆様は、この睡眠時無呼吸症候群をご存知でしょうか?少し前の話になりますが、ある健保組合で私が体験したことです。
その健保組合で個人面談をしていた時に、かなり肥満の方が面接にこられました。
その方は仕事で札幌と道東方面を車で往復されている営業マンでした。その方は、運転中にどうにもならない睡魔に襲われて困る、睡眠時間は十分取っているが、妻からは夜呼吸が止まっていることがあるといわれるなどを話されました。
睡眠時無呼吸症候群を疑っての来室でした。
それで私は、睡眠時無呼吸症候群の専門病院を紹介しました。それと同時に減量の必要性も説明しました。
その後、1年が経ち私はまたそこの健保組合に面接のため訪問しました。そしてその方にお会いしました。その方は見違えるように元気そうになり、また減量もしていました。私の紹介した病院で、睡眠時無呼吸症候群の診断がつき、すぐ治療を始めたとの事でした。
一般的に睡眠時無呼吸症候群は、肥満の男性がなりやすいのです。
太ると首の回りに脂肪がつき上気道が狭くなります。また扁桃腺肥大の人もなりやすいといわれています。
治療は、睡眠時に、鼻マスクに一定の圧力を加えた空気を送り込むCPAP療法が多く用いられます。このほか、マウスピースなどもあります。
呼吸が止まるわけですから、血液中の酸素が減ってきます。そうすると心臓はより強い力で血液を体内に送り出そうとします。
その結果、高血圧、心臓肥大などを起こしやすくなります。
肥満の人に起こりやすいことから、生活習慣の改善ポイントとして、第一に肥満の解消が何よりも重要です。
そのほかに就寝前のお酒を控える、横向きに寝るなどに気をつけることが大切です。
お酒は筋肉を弛緩させるため、上気道の閉塞が起こりやすくなるのです。
睡眠中の激しいいびき・呼吸停止は要注意です。十分眠っても、日中の眠気が強いときは専門医にご相談下さい。
ではまた次回に
保健師 英 昌子