健保だより2000年7月号

● 健保だより 2001年10月号

・組合を運営されている第5期の理事・議員 ・10月からの保険料は新しい標準報酬月額で負担 ・健康で明るい職場と家庭をつくりあげよう
・脳の健康、ほっとけないノウ!! ・健康保険組合事務局の体制 ・介護保険を上手に使い豊かな老後を!
・ことわざ健康辞典    

・組合を運営されている第5期の理事・議員

(任期平成12・4~平成15年・4)

理事長 中村   力   (株)デジック  
常務理事 渋谷  俊雄   北海道コンピュータ関連産業健康保険組合  
選定理事 大谷   勇   北海道ビジネスオートメーション(株)  
松井  文也   (株)アジェンダ  
互選理事 小林  悦郎   (株)ツタイ・コンピュータ・サービス  
有田   学   (株)流研  
村上  由彦   (株)エルムデータ  
平島  孝敏   (株)テクタス  
選定議員 福田  教男   (株)ハドソン  
高橋  昭憲   (株)データクラフト (検査委員)
布田   治   (株)エイチ・アイ・ディ  
小池田 克弘   (株)電制  
黒澤  秀行   インパルス(株)  
互選議員 三河  征子   北海道電子機器(株) (検査委員)
渡辺  常雄   札幌オフィスコンピューター(株)  
浜出  隆子   (有)トウワ電子工業  
桑原  純一   (株)イーエスイー  
片山  俊彦   北海道ビジネスオートメーション(株)  
(順不同・敬称略)


組合会互選議員就任のお知らせ

 7月11日の補欠選挙で次のとおり当選者が決定され、組合会互選議員として就任頂きま したのでお知らせ致します。
 辞任されていた新覚議員には、種々ご尽力いただきありがとうございました。
 また、就任頂いた片山議員には、再度の就任ですが、医療保険をとりまく諸情勢が厳し い折柄よろしくお願いいたします。

役    職 互選議員
辞    任  新覚地治氏
当選(就任)  片山俊彦氏
所属事業所  北海道ビジネスオートメーション株式会社

・10月からの保険料は新しい標準報酬月額で負担

 当組合は、皆さんや家族の方が業務外の病気やけがで受診したときの医療費、 各種現金給付費、大きな支出負担となっている老人医療費等の拠出金、また病気の 予防、健康づくり等の事業、並びに介護保険料の徴収業務を行っています。
 これら事業の財源は、皆さんの会社(事業主)から毎月納めて頂いている保険料です。

標準報酬にあてはめて決定

 保険料は、標準報酬という標準になる月額を定め、皆さんの給料をこれにあてはめて保険料や 傷病手当金、出産手当金の計算ができるようになっています。

定時決定(算定基礎届)

 皆さんの標準報酬は、毎年1回事業主から提出される算定基礎届により5月・6月・7月に支払われた給料を平均した額をもとに標準報酬月額表に当てはめて決められます。
 決められた保険料は原則として、その年の10月1日から翌年9月30日までの1年間適用され毎月の給料から差し引かれます。
 当組合の健康保険料率は現在85/1000、介護保険料率は10.4/1000(40歳以上60歳未満)で皆さんと会社が折半で負担し、ボーナスからの保険料は徴収しておりません。


(保険料の計算例)

※ 標準報酬月額等は事業主から通知されることとなっております。
   5月・6月・7月3ヶ月間の給料の平均額が250,000円の場合

標準報酬月額 260,000円で16等級となります。
1ヶ月の保険料 260,000円×85÷1000=22,100円
(皆さんと会社が毎月11,050円ずつ負担し、介護保険料納付者はさらに毎月1,352円ずつ負担)

保険料の控除は11月から

 保険料の控除は、当月支払われる給料から前月分の保険料を控除することとなっていますので、新しく決定された標準報酬月額による保険料は11月に支払われる給料から控除されます。

随時改定された方

 昇給などで毎月もらう給料に大幅な変動(2等級以上の差)があったときはその都度標準報酬月額が改定されますが、8月、9月、10月のいずれかの月で改定された場合と7月1日以降に入社された方は、定時決定は行わず原則としてそのまま翌年9月30日までの標準報酬月額となります。


・健康で明るい職場と家庭をつくりあげよう
 <10月は健康強調月間です>

 10月は健保連及び健康保険組合が定めた健康強調月間です。
 この行事は健康づくりに関する各種事業の実施を通じて、皆さんの健康の保持・増進を図るとともに、広く全国民自らの健康について関心を高め、健康で明るい職場と家庭をつくりあげることを目的に毎年実施しているものです。

あなたがつくる 自分の健康

 今年のスローガンも昨年に引き続き「あなたがつくる自分の健康」。自分の健康は他人任せにせず、自らの手でつくりあげたいものです。
 健康寿命を伸ばすことは「健康日本21」のテーマでもあります。いつまでも健康で楽しく人生を送るにはどうしたらよいか、一緒に考えていこうではありませんか。


気づいている? 身体が出している 赤信号
 身体に何らかの不調があるときは、それを知らせるシグナルが発せられていることが多いものです。
 しかし、忙しさに追われ見過ごしてしまうことがありませんか。健康診断やドックなどのほかにも、自分の身体と向かい合うことで身体の不調を早期に発見できることもあるのです。
 早期の発見は治療の第一歩です。まずはこの健康強調月間を機会に、自分の身体に関心を持つように心がけて頂きたいものです。

ストレスは 作るな 貯めるな 与えるな
 目に見えず蓄積し、あなたの健康を蝕むストレス。あまり貯め込みたくはないものですが、スレスは一人で予防できるものではありません。特に職場では上下や横の人間関係が原因となることがあります。
 ストレスを作らない、貯めないというのは自分の健康管理に欠かせません。そして、そこから一歩踏み込んで他人にも与えないよう心がけたいものです。あなたのまわりからストレスをなくし、健康で明るい職場をつくろうではありませんか。

ウォーキング 季節を感じて リフレッシュ
 生活習慣病予防に、また体力づくりにも手軽な健康法”ウォーキング”。一度や二度でやめてしまうのではなく、ぜひ習慣にして頂きたいものです。
 運動しながら四季を感じられるのは施設や器具に頼らないウォーキングなればこそ。運動に加え季節の変化を感じることで心も身体もリフレッシュしませんか。

食卓に 家庭の笑顔 もう一品
 健やかな生活に良い食生活は欠かせません。良い食生活には栄養面でバランスのとれた献立ももちろん大事ですが、時間や回数などといった、食事の摂り方も大事です。
 ところで、家族そろって食事をすることが週に何度かありますか。今日では、価値観が多様化し家族同士の生活時間がそろわなくなってきているようです。家族そろって楽しく食卓を囲むことは、なにより心の栄養です。心と身体に家族で栄養補給して元気に過ごしたいものです。

毎日実践 食後の歯みがき
 歯は大事と良く言われますが、ただ漠然と考えている人が多いのではないでしょうか。食事を美味しく食べるには20本の歯が必要と言われますし、歯の本数と健康状態が比例するといった調査結果もあります。
 大事な歯の手入れは、歯みがきが基本。特に丁寧に磨くことが大切ですが、食後に行うとより効果的です。”食べたら磨く”この習慣を毎日続けることで健康な歯をいつまでも保ちたいものです。

・脳の健康、ほっとけないノウ!!

 脳の健康には気を使っていますか。身体の健康については年に一回健診が行われたり、好・不調を自覚したりすることがある上、健康指導や健康情報が得られやすく、気をつけている人も多いでしょう。

 しかし、脳の健康になると、関心が高いもののどのように気をつけてよいか分からない…といった実体が、日本ベーリンガーインゲルハイム(株)が平成12年6月に東京・大阪に住む40~69歳の男女5百人を対象として行った調査からわかりました。

 脳の健康について、中高年が持っている関心の高さは驚く程です。「非常に関心がある」と答えた人がほぼ8割に達する上に、「やや関心がある」と回答した人を合わせると、関心を持っている人の割合は約96%でした。ほとんどの人々が無視できる問題ではないと考えているようです。性別で見ると女性の方が関心が高く、関心があると答えた人が4%程多くなっています。(男性94%、女性98%)。

 脳の健康に関心がある理由を複数回答で聞いたところ、「脳は身体機能の中枢だから」と回答した人が18.9%「ボケ・痴呆症の予防のため」が16.6%、「介護が必要になると家族に負担がかかるから」が10.0%という結果になりました。

 脳の健康維持・活性化のために何らかの対策を実践している人の割合は3割程となっています。残りの、対策を取らなかった7割の人にその理由を聞いたところ「どうしてよいか分からない」とこたえた人が約49%と半数を占めました。次いで「何を気にならないので」対策を取らなかったと答えた人が42%にも達していて、脳の健康について関心が高かった割には、対策についてはいささか無頓着の感があります。

 脳の健康維持・活性化のためにどうすればよいか分からない人が多かったのですが、対策を実践していると答えた人が行っていることは、運動・読書をすること、食事に気をつけること、趣味を持つこと、指先を使うことなどです。具体的な対策を見ると「社交ダンスのステップを覚える」「花の名前を忘れないように心がける」などとなっています。

 趣味を活かしつつ脳を使うことが、脳の健康を保つ秘訣とのことですが、同時に長寿社会においては中高年以降の心の豊かさを保つことにつながっていくのではないでしょうか。


・健康保険組合事務局の体制

 8月1日から各担当者の事務文掌が変更されました。
 次のとおりの体制で事務を行っておりますので宜しくお願いします。


介護保険を上手に使い豊かな老後を!

 多くの人は、老いに比例して心身の機能に不自由が生じてきます。その中にあって現有する機能、能力に応じ自立した日常生活ができるよう他人の助けを借りられる仕組みが介護保険制度です。

 この様に多くの方が、介護のお世話を受ける状態になることが統計的に明らかになっています。
 一人ひとりの人生!! 老後においても豊かで明るく、楽しい日常生活を過ごすために、どの様な介護サービスを受けるのが良いか。ケアマネージャーを交え家族で十分相談することが大切です。


ことわざ健康辞典


【弱り目に祟り目】

 心身共に弱っている所へ、さらに新しい災難に追い打ちをかけられた状態のこと。現代でもよく使われる諺です。たとえば、健康の面からもいろいろ思い当たります。リストラに会い、再就職先が決まらないのに、突然病気やケガに見舞われたとか、残業続きのあげくインフルエンザにやられたとか、よく聞く話です。そういえば「弱みにつけ込む風邪の神」という諺もあります。

 心配事、過労など、心身に悪いストレスがかかると、病気に対する免疫力が落ちるとは今や医学上の常識。免疫力といえば、最近は血液中のNK細胞(ナチュラル・キラー細胞)が脚光を浴びています。これは体内に侵入した病原菌や体内に発生するガン細胞など、内外の敵を迎え撃つ文字どおりの殺し屋。この細胞の活性化は、即全免疫システムの活性化を意味するとか。しかもこのNK細胞は、心が愉快であればあるほど元気になるとの研究データもあります。たとえ逆境であろうと、毎日少しでも心を楽しませる時間を持ち、「祟り目」にだけは出会わないように心がけたいものです。


・組合を運営されている第5期の理事・議員 ・10月からの保険料は新しい標準報酬月額で負担 ・健康で明るい職場と家庭をつくりあげよう
・脳の健康、ほっとけないノウ!! ・健康保険組合事務局の体制 ・介護保険を上手に使い豊かな老後を!
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