健保だより2006年4月号

2006年4月(第73号)


・平成18年度事業と収入支出予算

・予算概要表

・第18回組合会

・業務休業のお知らせ

・体重と健康には密接な関係

・ボーリング大会

・医療機関に領収書発行が義務付け
 


 平成18年度事業と収入支出予算

一般勘定 17億9,363万円
介護勘定  1億 456万円

 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成18年度事業および収入支出予算(一般・介護)が去る3月1日(水)に開催された第48回組合会において、審議決定されました。
 保険料率(一般)は前年度変わらず1000分の76で算出しております。
 健康保険料収入の基礎となる年間平均の被保険者数は4,700人、平均標準報酬月額は326,547円の見込みとなり、収入全体の91.5%を占めています。
 主な支出では、皆さんが病院等にかかった時に支払われる医療費や高額医療費、出産育児一時金、傷病手当金等の保険給付費として8億5,618万円を計上、支出全体の47.7%となっており、老人保健拠出金、退職者給付拠出金は、6億6,264円で36.9%を占めています。
 疾病予防を中心とした保健事業費には、1億352万円を計上し、人間ドック、生活習慣病予防、VDT検診、インフルエンザ予防接種、乳がん子宮ガン検診は昨年と同様です。
 また、厚生労働省の医療制度改革にありますように健診および保健指導が義務化されます。そこで本年より保健師の事業所への派遣事業を実施する予定です。
 介護保険につきましては、国に納付する介護給付費が1億453万円となることから、18年度の介護保険料率を1000分の11.8として計上しました。
 毎年介護保険料率が上がっていますが、全国の介護にかかる一人当たりの負担額が年々上がっていること等によるものです。


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予算概要表

一般勘定



介護勘定



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第48回 組合会

●開催日  平成18年3月1日(水) 10時
●出席議員 15名
●開催場所 札幌全日空ホテル 22階 鈴蘭の間
●関係者 3名
●審議事項
 1.平成17年度収入支出追加更正予算について
 2.平成18年度事業および収入支出予算について
 3.平成18年度介護保険料率について
 4.平成18年度支出予算同一款内項間の流用

●審議結果
 議案1から4まで原案通り承認されました。
 1.平成17年度収入支出追加更正予算について原案通り承認
   被保険者数増加に伴う保険料収入増、医療費等の増による追加更正予算
 2.平成18年事業および収入支出予算について原案通り承認
   被保険者数4,700人、前年比で医療費1億円増、拠出金1億2千万円増
 3.介護保険料率は1,000分の11.8で承認(18年3月分保険料から)
 4.支出予算の同一款内項間の流用について原案通り承認


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・業務休業のお知らせ

本年は5月2日(火)が当健康保険組合の設立記念日になります。勝手ながら当日は、業務を休業させていただきますのでご協力願います。


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体重と健康には密接な関係があります

 健康組合会員の皆様、いかがお暮らしですか。ご家族そろって気持ちのいい春をお迎えのことでしょう。

 前回の健保だよりではインフルエンザに関してお話をしましたが、今回は体重についてお話したいと思います。

 皆様は、毎年人間ドックや生活習慣病予防健診を受けて、ご自分の健康状態を確認されていることと思います。健診項目は沢山ありますが、その中で、身長、体重、 BMIという項目があります。BMIというのは体格指数といわれるもので、計算式は、

   体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) = BMI です。

 ご自身の身長や体重はご存知ですね。当てはめて計算してみましょう。

 このBMIの数値が22であれば、あなたの体重は標準体重ということになります。

 BMIによる判定基準は、次のようになります。

やせ
正常
肥  満
1 度
2 度
3 度
4 度
18.5未満
18.5~25未満
25~30未満
30~35未満
35~40未満
40以上

(もっとも疾病になりにくいBIMは22です)

 さて、あなたのBIMは正常の18.5~25の範囲(もっとも望ましい数値は22です)に入っているでしょうか? 健保組合員の女性の中には、BIM 15以下の方がおられる一方、 男性ではBIM40以上の方が結構おられます。どちらのBMIの方も心配です。

 社会人にとっては、健康管理も大切な仕事のひとつではないでしょうか。

 健康管理の中では、最も基礎的であり、かつ、大きな比重を占めるのは、体重のコントロールだと思います。中年になると基礎代謝は年々減り、体重は増えていく傾向があります。 また、最近では、BMIが正常の範囲にあってもお腹の周りが、男性で85cm以上、女性で90cm以上の方は、内臓脂肪型肥満であると判断されるようになりました。お腹周りが太い方は要注意です。

 肥満、中でも内臓に脂肪がつく内臓脂肪型肥満を持ち、高血圧予備軍、高脂血症予備軍、糖尿病予備軍のうち、2項目以上該当している状態をメタボリックシンドロームといいます。このメタボリ ックシンドロームになると動脈硬化が急速に進むといわれています。

 動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳卒中が起きやすくなります。

 BMIから始まりメタボリックシンドロームの話になりましたが、いかに良い生活習慣を維持できるかが健康を左右するといえるでしょう。

 4月から社会人としてスタートされる方には、特に次のことに注意して生活してください。

○朝食をきちんととっているか?  ○毎日快便があるか?
○仕事に意欲的に取り組めるか?  ○朝の目ざめは良いか?  ○良く眠れるか?

 では、今回はこの辺で終了します。皆様の健康と幸せを祈っています。

保健師 英 雅子
 

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ボーリング大会開催

 

 平成18年3月17日(金)スガイディノスボウルにおいて(社)北海道IT推進協会・第3回ボウリング大会が、 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合協賛の元、21社36チーム144名が参加して開催されました。
今回の大会は、昨年度の第2回大会より、さらに参加者が増加し、大いに盛り上がりを見せました。

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医療機関に領収書発行が義務付け
  --医療費の内容に関心を持ちましょう--

 コンビニエンスストアなどのレジに、不要なレシートを入れるための箱が置かれているのをよく見かけます。 打たれている内容を確かめないまま、条件反射的にその箱に捨てている人も多いようです。台湾のように、レシ ートに宝くじでもついていれば、大切に持ち帰る人も増えるかもしれません。

 ところで、皆さんは医療費の内訳に関心を持ったことがありますか。この4月から、医療機関に「診療」や「投薬」、 「検査」など項目ごとの医療費の内容のわかる領収書の無料発行が義務づけられました。

 連合が昨年末に行った「医療機関における領収書発行状況アンケート」(回答数2960件)によると、合計金額のみを 示した領収書をもらった人が42.4%、もらえなかった人が6.1%で、明細入りのものだったという人は51.6%にとど まりました。 これでは、自分の支払った医療費の中身を気にする人は少ないかもしれません。本来、物を買ったり サービスを受けた場合、その内容のわかる領収書がもらえるのは当然のことです。今回の義務付けは「ようやくか」 といった感も否めませんが、現状からすると、患者にとってわかりやすい医療の実現へ向けた大きな一歩となります。

 私たちも、これをきっかけに、自分が受けた医療の内容に関心を持ち、主体的に医療に関わっていく必要があります。 スーパーでもらったレシートに、「これはレジのうち間違いでは」と思う点があれば確かめるように、医療機関の領収書の 内容に納得が出来なければ説明を求めることが大切です。こうした姿勢が、患者と医師との信頼関係を築くことにつながります。 宝くじの抽選結果を待つような楽しみはありませんが、そのまま捨てたりしないで、医療費の内容をチェックをする習慣をつけましょう。

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