健保だより2004年4月号

2004年4月(第65号)

・平成16年度 収入支出予算が決まる

・第43回組合会

・予算概要表

・健康保険組合事務局の体制

・年に一度は健診を受けよう!

・健診の勧め 一時予防はまず生活改善から

・恒例ボウリング大会開催

・保険証をカード化します

・危ない飲み方していませんか?

・おからのスパゲッティ

  平成16年度 収入支出予算が決まる

一般勘定
15億1,872万円
介護勘定
7,120万円


 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成16年度収入支出予算(一般・介護)および事業計画が、去る3月1日(月)開催された第43回組合会において熱心な審議の結果、承認されましたのでその概要をお知らせします。
《一般勘定》
 健康保険法の改正により、賞与からも保険料を納めることになり、15年4月から料率を 1000分の82に下げて事業を実施してきたところですが、15年度決算では1億円以上の剰余金が見込まれることから、16年度では更に料率を 1000分の80に下げて予算を算出しました。

 その額は 14億8,522万円の見込みとなっております。
 健康保険組合をあずかる事務局としては、料率を下げて極力皆さんの負担の軽減に努力しているところですが、総報酬制が導入されたことは、結果的に負担増となっており、大事な保険料収入を皆さんそして家族の皆んなで大事に活用していきたいと考えております。
 一方、支出面では、皆さんや家族の方が病院等にかかったときの医療費として支払われる現物給付、そして療養のため休んだ時に支給される傷病手当金等の現金給付の費用として 7億6,103万円を計上、支出全体の50.1%に、また、老人医療費の増加に比例して増え続けていた老人保健拠出金等の負担は 4億2,092万円(前年度 5億7,269万円)で27.2%にとどまり、合わせると 77.8%(前年度 88.4%)となっております。
 支出全体の占める割合が下がった原因としては、総報酬制により保険料収入が増加したことと、当組合における老人医療費が大きく下がったことが主な原因です。
  医療費等の占める割合が50%を超えた予算については、年度内において極力科目流用をすることのない様、支出見込を多めにしたことによるものです。
 疾病予防を中心とした保健事業費については、「心の健康づくり」としてメンタルヘルスケア事業を新たに取り入れ事業の充実を図るとともに、健診事業を含め 8,173万円(前年度7,091万円)を計上しました。
 なお、人間ドック等各種健康診査及び契約体育施設利用の補助等については、前年度と同様の取扱いとしております。
《介護勘定》
 12年度から実施された介護保険制度は、介護を必要とする方に要する費用を40歳から64歳までの方々が介護保健料として負担し、国に納付する仕組みですが、当組合においては、16年度の介護保険料率を1000分の9.6(前年度 1000分の8.2)に上げて6,435万円の保険料収入を見込みました。
 国に納付する介護納付金は7,118万円ですが、不足分は介護勘定の別途積立金の一部を繰入れて(682万円)計上しました。
 前年度に比し、料率を上げることになったのは、14年度分として納付した概算額と書く定額の差額を調整されたことと、介護費用の支出が多くなったことによるものです。

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第43回組合会

  

●開催日   平成16年 3月 1日(月) 10時00分
●開催場所   札幌全日空ホテル 3階 孔雀の間
●出席議員   17名
●関係者   3名
●審議事項   1. 平成16年度事業及び収入支出予算について
2. 平成16年度一般保険料率の変更について
3. 平成16年度介護保険料率について
4. 平成16年度支出予算同一款内の項間の流用について
5. 報告案件(諸規定の一部変更について)
●審議状況    議案について1~5まで慎重に審議の結果全員一致で承認されました。
《審議結果》
1.16年度事業及び収入支出予算は原案通り承認
2.一般保健料率は1,000分の80で承認(平成16年3月分保健料から)
3.介護保険料率は1,000分の9.6で承認(16年3月分保健料から)
4.予算の流用(同一款内の項間)は原案通り承認
5.諸規定の一部変更は原案通り承認


第43回組合会のもよう

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予算概要表

一般勘定 単位=千円
科    目収 入 予 算 額
健 康 保 険 料
1,485,220 
97,79% 
調 整 保 険 料
22,617 
1.49% 
繰   越   金
0.00% 
繰   入   金
0.00% 
財政調整事業交付金
5,511 
0.36% 
国庫負担金収入・他
1,567 
0.10% 
雑   収   入
3,807 
0.25% 
介 護 勘 定 受 入
0.00% 
合    計
1,518,725 
100.00% 
科目支出予算額
事務費
47,800 
3.15% 

保険給付費
法定給付費
附加給付費

765,073 
761,033 
4,040 
50.38% 
50.11% 
0.27% 
拠出金
老人保健拠出金
退職者給付拠出金
420,920 
234,344 
186,576 
27.72% 
15.43% 
12.29% 
保険事業費
81,732 
5.38% 
財政調整事業拠出金
22,610 
1.49% 
還付金・連合会費・積立金
4,871 
0.32% 
その他
3,000 
0.20% 
予備費
172,718 
11.37% 
介護勘定繰入
0.00% 
合計
1,518,725 
100.00% 


介護勘定 単位=千円
科    目収 入 予 算 額
介 護 保 険 料
64,348 
90.38% 
繰  入  金
6,821 
9.58% 
雑  収  入
31 
0.04% 
一 般 勘 定 受 入
0.00% 
合    計
71,201 
100.00% 
科目支出予算額
介 護 納 付 金
71,178 
99.97% 
介護保険料還付金
20 
0.03% 
積  立  金
0.00% 
一 般 勘 定繰 入
0.00% 
合    計
71,201 
100.00% 



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健康保険事務局の体制

 昨年8月1日付をもって森山良子さんが勤務することになったおりにお知らせ(2003年10月号)しましたが、一部担当が変わりましたので、今一度、当組合の事務担当者についてお知らせしますので、よろしくお願いします。

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適用・給付係
(小門温子)
現金給付事務、健保適用・資格、
保険料調定
             
         
医療係
(長尾 綾)
医療業務関係(レセプト管理)
理 事 長
中村 力
常務理事
渋谷俊雄
事 務 長
政也園子
(経理事務全般)
   
         
徴収・健診係
(森山良子)
保健料収納(任継の調定・収納)
健診事務・医療業務(一部)
             
         
保健指導担当
保健婦(非常勤)

 

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年に一度は健診を受けよう!

-生活習慣病を予防する第一歩-

 健康診査については「健康診査」でお知らせしておりますが、あなたも是非年に一度は健診を受けられるようおすすめします。
 「なにがいちばん大切ですか?」と尋ねられると、ほとんどの人は「健康です」と答えるでしょう。それほど健康は私たちにとって重要なかけがえのないものです。
 では、どうすれば健康を守り、増進することができるでしょうか?
 もちろん日頃から摂生し、食事や運動に気を配ることはいうまでもありません。しかし、それだけでは不十分です。いかに摂生しても、人間が生物である以上いずれは病に侵されないとも限りません。病にかかるのが避けられない以上、私たちにできるのは、いかに早期に発見し、いかに早期に手を打つかということです。火事でも早期に消化すれば被害は最小限に食い止められます。さらにボヤのうちならもっと被害は少なくて済むでしょう。もっとよいのは、火を出さないことです。
 人間にとって病気は火事と同じです。下手をすると命がなくなってしまうことすらあります。
しかし、ボヤのうちに治す、あるいはボヤさえ出さない様にする。
 
また、健康はすべての人間に平等に与えられた貯金にもたとえられています。
不幸にも生まれながら健康という貯金を授からない人もいますが、この貯金が無くなったときが亡くなると考えたら、いかに、この貯金を大事に使っていくかといえませんか。若いときに体力にまかせ貯金の無駄使いをすると中高年の時代には貯金が残り少なくなってしまいます。
 そのために役立つのが健診なのです。健診を上手に利用すれば貯金(健康)がなくならないうちに改善し、健康を守ることができるのです。
 

 

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健診の勧め 一時予防はまず生活改善から

 
 現在国をあげて健康増進事業に取り組み、国民の健康に対する意識も非常に高まっています。事業の一つ「健康日本21」では、食生活の乱れや運動不足などよくない生活習慣から起こる肥満や高血圧の人も増加しており、問題になっています。こうした生活習慣の乱れが大きな原因となって発症する病気を生活習慣病と呼んでいます。

 生活習慣病といわれる糖尿病や高脂血症、心臓病や脳卒中などは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないのが特徴です。日ごろの食生活や運動不足、過労、喫煙などさまざまな原因が複雑にからみ合って、5年、10年とかかって進行していきます。

 生活習慣病の早期発見には健診が大きな役割を果たします。検査で異常な数値が出たら、それはあなたの健康に対して警告が出されたものだと受け止めてください。”このまま放置するとやがて深刻な病気になるかもしれません”という黄信号を発しているのです。
  





また生活習慣病は長い年月をかけて進行していくものですから、一度受けたあと何年も検査を受けないと、その間に異常が進んでしまうこともあります。一年に一回、定期的に受けることが最も大切です。 




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北海道IT推進協会 恒例ボウリング大会開催


 3月5日(金)スガイボウルアポロンにおいて(社)北海道IT推進協会の第1回ボウリング大会が、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合協賛のもと、16社32チーム128名が参加して開催されました。
 今回の大会は(社)北海道IT推進協会としては最初の大会ではありましたが、昨年までのコンピュータ関連業界合同ボウリング大会を継承したもので、協会からは岩谷副会長を初め多くの役員の方も参加され、大いに盛り上がった大会になりました。
 参加者は和やかな雰囲気の中にも闘志があふれ、一投一投に一喜一憂する熱戦が展開し、冬場の運動不足と日ごろのストレスの解消にもなったようです。
 なお、表彰式では優勝トロフィー、楯の他に沢山の副賞が贈られ、盛会裡の中大会は終了しました。
    


団体優 勝 (株)三共システム工房  
団体準優勝 北海道日本電気ソフトウェア(株) Aチーム  
団体第三位 (株)データクラフト Aチーム  
     
個人優勝 乾 英男
 (北海道日本電気ソフトウェア(株))
スコア375)
個人準優勝 三上聡子
 ((株)三共システム工房   
スコア365)
個人第三位 早坂美穂
 ((株)ニューソン
スコア347)

 

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保険証をカード化します -家族一人一人に交付-

 原則として、一世帯一枚に限定されていた健康保険証を、家族一人ひとりに交付し、常時携帯できるようにキャッシュカードサイズ化することにします。
 これは、医療機関にかかり易くするとともに、一時的に別居(遠隔地)による遠隔地証の手続きを無くなることによる事務の簡略化にもなることから導入することになりました。
 カード化する時期は16年10月頃を目途にしておりますが、一部の人は10月前に交付することも考えております。
 カードの材質はプラスチック製を使用し、破損しづらくし、保管しやすいものを考えております。
 これらに伴う事務手続きについては、改めてお知らせするとともに事務説明会等を開催することにしておりますのでよろしくご協力をお願いいたします。

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危ない飲み方していませんか?

いろいろな薬を飲むときは医師に相談を。

 薬にはそれぞれ目的があります。熱を下げる、細菌を殺す、血圧を下げる・・・。ところが、複数の薬を併用すると、似たような成分が含まれている場合は必要以上の量を服用することになって、副作用を起こすことがあります。
 薬を数種類同時に飲むと、それぞれの薬に相互作用が働き、飲み合わせが悪いと効きすぎたり、逆に効果がなくなってしまったりすることもあります。
 困るのは別々の医師が処方する場合や市販の薬を飲んでいる場合です。患者が告げない限り、医師は自分が処方する薬以外を患者が使っていないと考えるので、薬の「飲み合わせ」による副作用が起こりやすくなってしまします。


飲み合わせで、効果を相殺してしまうことも。
 
 たとえば、便秘の薬で、腸を刺激して胃は刺激しないように調合された「腸溶剤」は、アルカリ性の腸に入って、はじめて溶け出すようになっています。
 この薬を、重曹などの胃の酸を中和する役割の制酸剤入りの胃腸薬といっしょに飲むと、せっかく胃の酸では溶けないようにしてある腸溶剤が、中和された胃の中で溶けはじめてしまいます。
 市販されている大衆薬の場合、飲みあわせで危ない副作用が出ることは、ほとんどありませんが、効果が思うように上がらないことはあり、それは専門家でないと判断できません。


二種類飲んで同じ作用が重複すると怖い。
 
 怖いのは、同じ作用をする成分が重複するケースです。たとえば総合感冒薬と解熱鎮痛剤をいっしょに飲んだとしましょう。総合感冒薬にも、解熱剤が入っていたら、解熱作用のある成分を容量の二倍飲むのと同じことになります。
 抗ヒスタミン剤などは、総合感冒薬にも、咳止めや鼻炎、乗り物酔い、そしてアレルギーの薬にも入っています。それと知らずに大量に服用してしまう可能性があるわけです。
 消毒するときでも同じことがいえます。消毒液のマーキュロクロム液をつけた上に、抗菌ガーゼを貼りつけたりすると炎症を起こしてしまいます。

治療中は薬についての判断はすべて医師の指示のもとに。
 
 たとえば、歯医者に薬をもらっているのに、頭痛がするからといって市販の薬を服用するケース。歯医者の薬を飲んでいたら、市販の頭痛の薬と飲み合わせるべきではありません。歯科で出す薬には痛み止めが入っていることが多いので、鎮痛剤を二重に飲むことになってしまいます。
 反対に、高血圧で医者からもらった薬を飲んでいるのに、かぜをひいたからといって、高血圧の薬をやめて、かぜ薬を飲むという自己判断も危険です。その間に血圧が上がって、脳出血でも起こしてはとりかえしがつきません。
 十二指腸潰瘍で内科に通っているのに、その医者に告げずに、関節炎で整形外科にかかり、消炎剤を飲んだために、潰瘍を悪化させたということもあります。
 治療を受けているときに、他の薬を併用する場合は、必ず医師に相談してください。

 

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料理

 

【おからのスパゲッティ】

●材料(2人分)
玉ねぎのみじん切り
にんにくのみじん切り
サラダ油
赤唐辛子
豚ひき肉

1/4個分
1かけ分
小さじ2
2本

100g

A 塩・こしょう
ナツメグ(粉)
各少量
おから
赤ワイン
トマト水煮缶
固形スープの素

100g
大さじ2
1/2缶
1個

B 片栗粉
大さじ1
大さじ2
スパゲッティ(乾)
パセリのみじん切り

130g
少量

●作り方
(1) フライパンにサラダ油とにんにく、赤唐辛子を入れて火にかける。玉ねぎ、ひき肉の順に加えて炒め、Aで調味する。
(2) (1)に赤ワインを加え、水気をとばしながら炒める。トマトは缶汁ごと加えて煮る。汁気がなくなったら、おからと水2カップ、固形スープの素をほぐし加え、約5分煮る。Bの水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
(3) 別の鍋でゆでたあつあつのスパゲッティと(2)をからめて、器に盛り、パセリを散らす。

【凍り豆腐のいちごソースかけ】

●材料
凍り豆腐

いちごソース(市販品)

1枚(20g)
1/2カップ
適量

●作り方
(1) 凍り豆腐を耐熱皿にのせ、水を加えて電子レンジ(600W)で2分加熱する。
(2) さめたら、たべやすく切って器に盛り、いちごソースをまわしかける。あればミントの葉を添える。

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