健保だより2004年1月号

2004年1月(第64号)
・新年のごあいさつ

・第63回理事会

・健康保険組合全国大会開催

・薬を飲む前に - まず「指示」をきちんと守りましょう -

・ウォーキングは体への効果が抜群

・寒い日のアイディア料理

  新年のごあいさつ

北海道コンピュータ関連産業健康保険組合
理事長
 中村 力


 新年明けましておめでとうございます

 皆様におかれましては、ご家族揃ってさわやかな新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 当組合も16年目の新春を迎えることができました。これもひとえに事業主はじめ、組合会議員、被保険者そしてご家族の皆さんのご支援とご協力の賜りものと厚くお礼申し上げます。
 昨年一年を振り返って見ますと、景気低迷から抜け切れない道内の経済情勢の中、私どもの情報産業関連業界は大同団結し、北海道IT推進協会が設立されました。この設立を契機に道内経済界の中核となり、いっそうの発展を期待するところです。
 また、世界に目を向けたとき、イラク国のテロ化が憂慮される中、12月の臨時閣議で自衛隊のイラク派遣が決定されました。自衛隊関係者をはじめ、全ての国民がイラクの平和を祈念してやまないものです。
 一方、健康保険組合を取り巻く環境も大きく変化する状況にあります。
 15年度も残すところ三ヶ月となりましたが、15年度決算見込みでは数年ぶりの黒字を計上できる見込みです。これは15年度から導入された総報酬制(ボーナスに保険料を賦課)によるところ大きな要素ですが、これはとりもなおさず事業主及び従業員の負担が増えたためであり、黒字(剰余金)を手離しで喜べない複雑な心境です。
 16年度の事業計画においては、保険料率の適正設定、保険事業の充実等を中心に組合会で充分に審議をし、決めていかな帰ればならないと考えておりますので、事業主・被保険者の皆様方からのご意見もいただければ幸いです。
 ご承知のとおり、従業員等の福利厚生を目的とした共済会も6年を経過しようとしております。15年度では、海外旅行取扱業者のフリー化、特別保養所の利用施設の追加、5周年記念事業の実施等、会員の要望を取り入れ、いろいろの事業を実施し、順調に推移しております。
 これもひとえに皆様のご理解ご協力の賜りものと重ねて感謝申し上げます。
 これからも、健康保険組合の検算運営そして共済会の事業充実のために皆様のご意見を聞きながら事業を実施して参りたいと考えておりますので、ご支援の程よろしくお願いいたします。
 どうぞ、本年も被保険者ならびにご家族の皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ新年のご挨拶といたします。

理事長 中村 力    選定議員 高橋 昭憲
常務理事 渋谷 俊雄   布田 浩
選定理事 大谷 勇   小池田 克弘
松井 文也   黒澤 秀行
互選理事 小林 悦郎   互選議員 三河 征子
柏崎 俊雄   渡辺 常雄
村上 由彦   浜出 隆子
平島 孝敏   桑原 純一
選定議員 福田 教男   片山 俊彦
          (順不同)

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第63回理事会

  

●開催日   平成15年12月3日(水) 10時30分
●開催場所   全日空ホテル23階 桂の間
●出席理事   6名
●関係者   2名
●審議事項   1. 平成15年度 上半期の事業実施状況について
2. 平成16年度の事業計画について
3. その他
●審議状況    審議事項について、多数の意見・助言をうけ了承されましたが、
その中で平成16年度の事業計画については、保険料率を82%から80%に下げる方向で
来年2~3月開催予定の組合会・理事会に図ることの他、次のことについて協議しました。
1. 保険事業の充実
2. 諸規定の一部改正
3. 保険証のカード化
4. 事務局のパソコンのレベルUP等


第63回理事会のもよう

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健康保険組合全国大会開催

 去る11月21日、東京国際フォーラム「ホールA」において平成15年度健康保険組合全国大会が開催され、「医療制度改革の早期実現」を求め次の事項が決議され、強く、熱くアピールされました。
 なお、大会終了後、北海道からの参加者は道選出の国会議員へ陳情し、大会決議の早期実現に向け要請された。

1 医療制度改革の前倒し実施
1 拠出金負担の廃止と公平な制度の創設
1 国民が納得できる診療報酬改定の実施
1 「社会保険方式」の堅持と「患者中心の医療の実現」

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薬を飲む前に - まず「指示」をきちんと守りましょう -

勝手に飲むのは、かえって危険です

 医師に処方してもらった薬が多すぎるので飲み残す、症状がよくなったので勝手に中止する、逆に症状がよくならないので2回分を一度に飲むといったことは、薬の目的に合わないばかりか、危険さえあります。薬の量を指示された以上に飲めば副作用の危険があることは誰でも知っているでしょうが、量を減らしたり急にやめたりすると、症状が悪化するケースも少なくないのです。
 薬を2週間分もらっていても、次の診察予定の日までに症状が変化したようなときは、副作用によることもあるので、すぐに医師の診断を受けて、症状にあった処方や指示を受けてください。

たくさん飲めば、それだけ効くというわけではありません

 病院に行くと、いつも待たされるし、毎回同じくすりをもらうので、どうせなら一度にもっと薬を渡してくれればいいのに、と思っている人がいるかもしれません。しかし保険診療での投薬は通常14日分まで、一部の薬品では30日分までと決められています。外用薬は通常5日分ていどです。これは薬の保存期間というよりは、病状の経過をチェックするための最長間隔なのですが、いずれにせよ大量の薬のもらいおきはできません。
 もちろん、前にもらった薬が余っているし、症状も同じようだからと、勝手に自分で判断して古い薬を飲むのは危険です。

何を飲んでいるか医師に知らせましょう

 内科にかよっていたが、整形外科でみてもらうことになった、病院に通院しながら歯科の治療をうけるといった場合、それぞれ薬を処方されたり、注射を打たれることになります。
 こういうときは。新しくみてもらう医師に現在服用中の薬を持参して、「飲み合わせ」には充分注意する必要があります。単に「胃潰瘍で別の病院に通っています」とか「高血圧の薬を飲んでいます」というのでは、具体的にどの薬を飲んでいるのかわかりません。その点、薬の現物を見てもらえば確実です。
 市販の薬を飲んでいたり、もし病院をかえたときには、これまでの経過を正直に話し、それまで服用していた薬を持参するようにしましょう。

 

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ウォーキングは体への効果が抜群

 身近な健康づくり運動としてすっかりおなじみになったウォーキングですが、歩くコースややり方しだいでさまざまな楽しみを見つけることができます。
 ウォーキングのメリットは、もちろん楽しみだけではありません。筋力強化、肥満解消、基礎代謝量アップ、善玉コレステロール増加、ストレス解消など、心身へのさまざまな効果も実証されています。

ウォーキングはこんなに体にいい!
肥満解消  
  血液サラサラ
ストレス発散  
  筋力アップ
食欲増進  
  内臓機能アップ
免疫力アップ  
  生活習慣病予防

肥満解消

 肥満は食事による摂取エネルギーより、運動と基礎代謝による消費エネルギーが下回った時に生じる余剰エネルギーが体にたまって引き起こされます。年齢を重ねるほど基礎代謝量は低くなるので、若いときと食事内容、運動量が同じだと、中高年になって太ってしまいます。ウォーキングには、この基礎代謝量を高め、肥満を解消する効果があります。

血液サラサラ

 血液中の脂肪物質であるコレステロールには善玉(HDLコレステロール)と悪玉(LDLコレステロール)があります。コレステロールを全身に運ぶ悪玉は増えすぎると、血液をドロドロにして動脈硬化などを促進しますが、善玉には、この悪玉を回収し、血液をサラサラにする働きがあります。善玉コレステロールは、毎日よく歩く人ほど多いことがわかっています。

ストレス発散

 私たちの体の働きは、基本的に自律神経に支配されています。自律神経は、活動を活発にしたり緊張を促す交感神経と、急速と弛緩を促す副交感神経に分けられます。ストレスを溜め込まず、上手に発散するためには、この二つの神経のバランスが大切。そのためには、適度な運動が不可欠で、ウォーキングは最も適した運動のひとつです。

筋力アップ

 ウォーキングは想像以上に運動量を必要とします。特に、速足で長時間、毎日継続的に行った場合は、体力増強という大きな効果をもたらします。ウォーキング中には、足を中心に複数の筋肉が使われ、筋力が強化されます。筋力が付くと全身が引き締まるほか、心身の活動が活発になり、心も体も元気になります。

食欲増進

 好き嫌いなくなんでもよく食べ、元気に活動することは、健康維持の基本です。ところが、運動不足や体力低下で食欲不振に陥ると、好きなものしか食べられないなど、食事はどうしても偏りがちになります。ウォーキングには食欲増進効果もあり、食事のバランスを整えるのに最適です。良く食べる人は良く動けるので、エネルギーの消費効率もよくなります。

内臓機能アップ

 運動などさまざまな活動には、エネルギーが必要です。このエネルギーは心臓から送り出される血液によって運ばれる酸素が、栄養分を燃やす(分解する)ときに作られます。ウォーキングで全身を動かすと、たくさんの酸素が必要になり、心臓や肺が活発に働きます。こうして全身の内臓の機能も強化されます。

免疫力アップ

 人の体には、体内に侵入した病原菌などをナチュラルキラー細胞と呼ばれるリンパ球が退治する免疫システムが備わっています。運動はこのナチュラルキラー細胞を活発にしますが、運動不足や激しすぎる運動はかえって逆効果。免疫力アップのためには、運動しながら会話の出来る程度のニコニコペースが理想。それにはウォーキングがピッタリです。

生活習慣病予防

 「生活習慣病」は、運動不足や偏った食事、喫煙、過度の飲酒など、悪い生活習慣がもたらす病気の総称です。さまざまな病気を悪化させる高血圧や高脂血症、命にかかわることもある心臓病や糖尿病など深刻な病気も含まれます。これらを予防するためには、生活改善が不可欠。特にウォーキングなどの有酸素運動を継続して行うと、血液中の脂肪量や血圧などが調整され、生活習慣病にかかりにくくなることが分かっています。

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料理

【中華風海鮮水炊き】434kcal/塩分4.1g

●材料
かき

えび
ぶり(刺身用)
レタス
長ねぎ
にら
ター菜
生しいたけ
かに(足)
中華麺
にんにく(みじん切り)
しょうが(薄切り)

100g
少々
4尾
80g
4枚
1/2本
1/2束
1個
4枚
4本
1/2玉
1/2片
2枚
大さじ4

A 練りごま大さじ2
しょうゆ大さじ1
酢大さじ2/3
ごま油小さじ2/3
砂糖小さじ1/4
粉山椒、豆板醤各少々
市販のポン酢しょうゆ大さじ1
 
B 大根おろし1/2カップ
長ネギのみじん切り大さじ1
しょうがのみじん切り小さじ1/2
にんにくのみじん切り、
赤唐辛子の輪切り、
香菜の葉各少々
 
●作り方
(1) かきは塩をふってかるくもんでから、ざるに入れてふり洗いする。
えびは背わたを取って殻をむき、ぶりは薄切りにする。
(2) レタスは食べやすい大きさにちぎり、長ねぎは斜め切りにする。
にらとター菜は4cm長さに切り、生しいたけは石突を除いて半分に切る。
(3) 中華麺をゆでておく。
(4) Aを混ぜ合わせ、ごまだれを作る。
(5) 鍋に水約4カップを煮立て、にんにくとしょうが、酒を入れる。
(1)、(2)、かに、(3)をいれてさっと煮て、Bの薬味を好みで加えたAや
市販のポン酢しょうゆにつけながら食べる。

【長いものねぎ炒め】78kcal/塩分0.7g

●材料
長いも
桜えび
長ねぎのみじん切り
ごま油

150g
小さじ1
大さじ1
小さじ1

A しょうゆ大さじ1/2
酢小さじ1/2
砂糖小さじ1/3
 
●作り方
(1) 長いもは太めのせん切りにし、桜えびは粗みじん切りにする。
(2) フライパンにごま油を熱し、(1)、長ねぎを炒め、Aを加えて炒め合わせる。

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