健保だより2002年1月号

● 健保だより 2002年1月号

・新年のごあいさつ ・第56回理事会 ・医療制度の改革断行総決起大会 ・ニュースあらかると
・ことわざ健康辞典 ・第18回 HSAソフトボール大会 ・システム協第15回ソフトボール大会  

新年のあいさつ

北海道コンピュータ関連産業健康保険組合
理事長
 中村 力

  謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 皆様におかれましては、同時多発テロに端を発したかつてない世界的大混乱が続く中、今年こそ平和で明るい年にとの想いを強く抱き新年をお迎えのことと存じます。

 一日も早く安定した平静な世の中に立ち戻ることを念願する次第です。

 さて、昨年末に医療制度の改革大綱が示されましたが、抜本改革という名には程遠い内容で医療費の抑制については確たるもの無く、一方最も懸案となっている老人保険搬出金にいたっては手つかずの状況で、どうみても当面の財政対策に他ならないと言われており政府管掌健康保険の保険料の引き上げ、総報酬制の導入、被保険者本人の3割負担等が並べられております。

 
依然として経済の低迷が続き、少子高齢化がますます進む中、このままでは健康保険の財政は成り立たない状況に陥ってしまいます。

  当組合においても、平成13年度は老人医療費の財政負担である老人保険搬出金等が高額であることに加え、一般医療費も着実に増加傾向となっており、これらの支出が保険料収入の実に95%以上になると見込まれ、最悪の状態に向かっているといっても過言ではありません。

 地に足ついた持続性のある制度の改革、確立を熱望する次第です。

 私たちの健康の維持は生活習慣病の予防にあると言われております。

 当組合では、健診費用の一部を補助しておりますので、一年に一度是非ご夫婦で健康審査を受けられ健康管理をしていただき楽しい日常生活が続けられるよう努めて下さい。

 次に従業員の福利事業としての共済会ですが、発足後4年目となり順調に推移し高額療養費負担金貸付、家庭常備薬の助成、国内旅行の宿泊・海外旅行の助成、演劇・音楽鑑賞の助成等の事業について、各加入員への周知も浸透してきており順当に利用が図られております。

 今後とも、皆様の要望に耳を傾け、より良い事業を行っていきたいと考えておりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 終わりに、本年も被保険者ならびにご家族の皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

  理事長
常務理事
選定理事

互選理事



選定議員
中村 力
渋谷 俊雄
大谷 勇
松井 文也
小林 悦郎
有田 学
村上 由彦
平島 孝敏
福田 教男

選定議員



互選議員



高橋 昭憲
布田 治
小池田 克弘
黒澤 秀行
三河 征子
渡辺 常雄
浜出 隆子
桑原 純一

片山 俊彦
(順不同)


第56回理事会

●開催日   平成13年11月30日(金) 10時30分~
●開催場所 札幌全日空ホテル 23階 桂の間
●出席理事 8名
●関係者 3名

●審議事項
 1.平成13年度 上半期の事業実施状況について
 2.その他
  (1)健康保険組合事務所の移転

●審議状況
  議題1について、医療費が増加しており補正予算が必要との見通しであること及び医療制度改革の動向などが話し合われました。
  議題2について、昨今の健保組合財政の厳しい状況から経費節減を図るため事務所を移転する旨報告されご理解をいただきました。


医療制度の改革断行総決起大会


 去る12月5日、東京国際フォーラムに於いて平成13年度健康保険組合全国大会が開催されました。
 政府・与党社会保障改革協議会で、「医療制度改革大綱」が決定されたことを受け、今後、14年度の政府予算編成に向け小泉総理の「三方一両損」という理念を活かした改革の実現を強く求め政府・各党代表ご臨席のもと力強く内外にアピールされました。
 決起大会で次の事項が決議され、今後とも労使関係団体との連携を一層強化し目標の実現を期する旨の決意表明がなされました。

1 実効性のある医療費抑制の実施
1 搬出金の廃止と持続性のある高齢者医療制度の構築
1 患者中心の医療の実現
1 効率的で自立した保険者を基盤とする制度の確立

ニュースあらかると
  高齢者にも現役と同程度の負担を求める声、多数

 現在、日本の社会は大きな転換期を迎えています。わたしたちのくらしを支える社会保障制度も経済の低迷や急速な少子高齢化の中で、その仕組みを変える必要に迫られています。しかし、一方でこうした制度の問題は専門的になりすぎて、往々にして一般の人々がどのような制度を望んでいるかの視点が失われてしまいがちです。経済産業省が平成13年11月に発表した「社会保障政策に関する生活者意識調査」では、一般の人々の社会保障に対しての意見、要望に焦点を当てています。この調査は、インターネット調査会社に登録している一般の20代以上の男女6,004人を対象に行われ、2,037人から回答がありました。社会保険制度について医療や介護など多岐に渡る調査内容から今回は、医療費の負担についてその結果を見てみましょう。
 将来、高齢化の進展に伴って増加する高齢者医療費を世代間でどのように負担していくかについての質問には、「高齢者、現役世代の双方に、同程度の負担を求める」という回答が46.4%と最も多く、次いで「現役世代に多くの負担を求め、高齢者に若干の負担を求める」と、その逆(現役世代に若干の負担、高齢者に多くの負担)の回答が共にほぼ4分の1ずつでした。世代別の傾向を見てみると、20代、30代の若年層は他の世代より高齢者に負担を求める傾向があるのに対し、それ以上の世代では、高齢者、現役世代に同程度の負担を求める傾向が強い結果が出ました。
 また、医療費の決定方法については、「医師の技術や専門性に起因する医療行為の善し悪しに拘わらず、同一の医療費」とする現行の仕組みより、これらの諸条件により医療費が決まる仕組み、つまり医師の腕や専門性によって医療費に違いが出る仕組みを支持(「支持」14.0%、「どちらかといえば支持」47.3%、合計61.3%)する人が多いことも明らかになりました。
 社会全体が変わろうとしている中、一般の人々の社会保障に対する意識も以前と異なっているはずです。14年度に予定されている医療制度改革でも、こうした普通の人々の意見が反映された安心できる制度になってほしいものです。


・ことわざ健康辞典

【女の腰に火をいけよ】

 女性の腰は冷えやすく、冷えると血の道(婦人科的健康)によくないので、いつも温かくしておくようにとの戒め。古くから伝えられてきた俗諺です。
なるほど、冷え性といえば女性につきもの。現代でも夏冬問わず腰ばかりか背中、手足まで冷えて辛いという人は少なくありません。さらにまだ10代の若さだというのに、肩コリ、メマイ、イライラ、のぼせ、むくみ、下痢、便秘、月経痛に月経不順とまるで更年期障害のような異常を訴える人もいます。
 もしも冷え性と共にこのような症状がある時は、隠れた病気がないか、かかりつけの医師に相談し、しっかりした検査を受けてください。
 同時に日常生活をふり返って見ましょう。朝食抜き、偏食、厳しいダイエットなどで栄養失調になっていないでしょうか。細身に見せようと、無理な薄着をしていないでしょうか。運動不足は骨と筋肉を弱め、エネルギーの発生を低下させます。タバコの吸いすぎも低体温の原因になります。健康食品もけっこうですが、まずは生活習慣を正すことを考えることが大切です。


第18回 HSAソフトボール大会
 最多20チームが参加し熱戦

 (社)北海道ソフトウェア協会恒例の「ソフトボール大会」が、今年(平成13年度)は例年をさらに上回る14社20チームが参加され、9月1日(土)、9月22日(土)の二週に亘り豊平川雁木健康公園に於いて、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合協賛のもと開催されました。
 9月1日は明け方雨が危ぶまれたがプレーが始まるころからソフトボール日和に恵まれ、仲間や家族の応援を背に三連覇を目指したチームに対し、三連覇阻止の意気込みも手伝い大会の目的である会員企業の親睦と従業員の健康増進を超え、力一杯ハッスルされていたようです。
 4チームによる準決勝、決勝、3位決定戦は9月8日に実施予定でしたが雨のため9月22日に延期のうえ実施、優勝を目指した熱戦が繰り広げられました。
 その結果、今年は投・攻・守と三拍子揃ったCSK北海道システム(株)が決勝戦で二連覇中の日本システムコンサルタント(株)Aチームを破って見事優勝しました。

優 勝
CSK北海道システム(株)
準優勝
日本システムコンサルタント(株)Aチーム
第3位
パナソニックエンジニアリング(株)Aチーム
第4位
(株)つうけん Bチーム

システムハウス協会
 第15回ソフトボール大会

 システムハウス協会主催、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合協賛の今年(平成13年度)の大会は、9月29日(土)に北洋銀行月寒グランドに6チームが集い開催されました。
当日は寒い曇り空の下となりましたが、伝統のある大会としてその寒さを吹き飛ばす熱戦が繰り広げられました。
 今年の決勝戦はアジェンダチームとビーユー電研チームの対戦となり、アジェンダチームが初回7得点したのに対しその裏ビーユー電研チームが10点を挙げて逆転し、その勢いのままスコア15対10でビーユー電研チームが優勝しました。今年のビーユー電研チームは全試合が二ケタ得点という強豪ぶりを示し晴れの二連覇を果たしました。
 そんな中にあっても、随所に好プレーまたは珍プレーが表れ拍手と爆笑が興り和気相々の中で日頃のストレスをも晴らす楽しい1日になったようです。
なお、大会の模様について発行者不明ですが新聞の号外まで発行されておりました。(掲載割愛)

優 勝
(株)ビーユー電研
準優勝
(株)アジェンダ
第1位
(株)ビー・ユー・ジー(男子)
第2位
北海道電子機器(株)
第3位
(株)データクラフト
第4位
(株)ビー・ユー・ジー(女子)

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