● 健保だより 99年1月号

・新年のごあいさつ ・健康保険証が更新されます ・ことわざ健康辞典 ・医者にかかる10箇条

新年のあいさつ

北海道コンピュータ関連産業健康保険組合
理事長
 中村 力

 新年あけましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、ご家族そろって爽やかな新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 昨年は、ささやかながら当組合の10周年記念式典を行う事が出来ました。これもひとえに事業主はじめ組合議員、被保険者並びに、ご家族のみなさん、そして関係する方々のご支援とご協力の賜と厚くお礼申し上げます。

 バブル崩壊後の長引く景気低迷と、少子高齢化の進行は、社会・経済基盤に深刻な影響を与え、健康保険組合を取り巻く環境も大変厳しい状況にあります。

 とりわけ医療保険においては、すでに成立した介護保険が平成12年度からスタートしますが、政府はこれに合わせて医療保険制度の抜本改革を行う方針で厚生省の具体案を待って医療福祉審議会で検討することになっており、その成り行きが注目されるところです。

 当組合においても、老人医療費の財政負担である老人保健拠出金とともに一般医療費も増加傾向にあり両者合わせて保険料収入の91.8%を占めており、事業運営にも支障をきたしてまいります。

 疾病予防の一環としての健康診査は事業主の理解度も高まり、被保険者の健診率は増加していますが、ご家族まではなかなか浸透しておりません。当組合では、健診費用の一部を補助しておりますので、是非ご夫婦で健康診査を受けられ健康管理をしていただきたいと思います。

 ご承知のとおり、昨年4月に高額療養費負担金貸付事業、家庭常備薬等の助成など組合員の福祉向上を図ることを目的として共済会が発足しました。諸般の事情で事業が遅れましたが、早急に事業の実施を予定しております。

 共済会発展のために、皆様の要望を聞きながら地域性を取り入れた事業を展開して参りたいと考えておりますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

 どうぞ本年も被保険者ならびに、ご家族の皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

理事長
常務理事
選定理事

互選j理事



選定議員
中村 力
渋谷 俊雄
大谷 勇
松井 文也
小林 悦郎
有田 学
村上 由彦
三浦 幸一
安東 仁志
選定議員



互選議員



高橋 昭憲
布田 治
小池田 克弘
黒澤 秀行
朝倉 幹雄
加藤 昭治
平島 孝敏
石原 来
三河 征子
(順不同)

・健康保険被保険者証(保険証)が更新されます

現在お持ちの保険証は平成11年4月から使えなくなり、白色地に緑色刷りの保険証と交換されます。

更新の日程等詳細について後日、事業主のみなさんへ別途ご連絡しますが、住所が変わったり、被扶養社に移動があっても届出もれ等がないか再確認し、届出もれがある場合は会社の担当の方に所定の手続きをお願いしてください。

医療費のムダ使いをなくすために

  1. 薬や注射ねだりはやめましょう
  2. ハシゴ受診はやめましょう
  3. 休日や時間外受診はなるべく避けましょう
  4. 二日酔いなど不摂生による受診はやめましょう
  5. 受診記録をつけましょう

・ことわざ健康辞典

【楽は身の毒】

上げ膳、据え膳、箸より重い物は持たないなど、全く労働しない安楽な暮らしは、かえって健康を害するという意味。

確かな文献のないいわゆる俗諺ですが、昔の人の生活の知恵というか、田舎のお年寄りなどは、今でも使う諺です。なるほど昔の日本の農村は、過重な労働で体をこわす人が少なくなかったことでしょう。でも現代は作業の機械化や車社会が進み、結果運動不足で足腰が弱まり、太りすぎから成人病に罹る人が増えております。いっぽう都会のビジネスマンはどうかというと、やはり「楽は身の毒」になっている人が多いようです。

そこで何かと体を動かす工夫をしなくてはなりますまい。一番簡単な運動法といえば歩くこと。よく言われるとおり、一日七千から一万歩は歩きましょう。それには駅の階段、エスカレーター、エレベーターはなるべく使わず、帰宅の時は一駅か二駅手前で降りて歩いて帰るなど工夫次第で日常の運動不足は解消できると思います。


・医者にかかる10箇条

厚生省はこのほど「医者にかかる10箇条-あなたが”いのちの主人公・からだの責任者”」と題して10項目にまとめました。

この内容は「患者から医師への質問内容・方法に関する研究」研究班が平成九年度の老人保健健康増進事業の一環としてまとめたもので、患者のkが和からもインフォームド・コンセント(医師による説明と、患者の理解・選択の基づく同意)を普及させることを目的としたものです。

患者がどのような心構えで医療を受けたら良いかのかを10項目にまとめた心構えと実際にどのような質問をしたらよいのかを例示した実践編からなります。

患者が自分の望む医療を選択して治療を受けるには、短い診療時間に自分の伝えたいことをきちんと伝えるためにメモを用意し、自分の症状や病歴などを伝える、納得できないことは何度でも質問する、治療方法など医師とよく相談するなど、患者と医師とが協力し合っていくことが大切であるとしています。

また、実践編では、「なぜ検査の必要があるのですか。」「どのような危険がありますか。」「どのような治療ですか。」「ほかにどんな治療法がありますか。」など検査や治療、薬などについて具体的な質問内容を例示しています。

10項目の心構え

実践編


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