健保だより2003年4月号

表紙絵
2003年4月(第61号)
・平成15年度収入支出予算が決まる

・第40回組合会

・予算概要表

・健康保険法が変わります

・恒例ボウリング大会開催

・たくさん医者にかかれば治りが早いということはありません

・料理【大根の皮とにんじんのきんぴら】

  平成15年度収入支出予算が決まる

老人保健拠出金等と保険給付費の支出で保険料収入の88.4%

一般勘定 14億6,291万円
介護勘定 5,379万円

 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成15年度収入支出予算(一般・介護)および事業計画が、去る3月3日(月)開催された第40回組合会において熱心な審議の結果承認されましたので、その概要をお知らせいたします。

≪一般勘定≫

 健康保険法の改正により、賞与等からも保険料を納めることになったことから収入の大半を占める保険料については、料率を1000分の82(前年度1000分の85)に下げて算出しました。その額は14億2,900万円(前年度比17.86%増)の見込みとなっています。料率を下げて極力みなさんの負担を軽減することに努力しているところですが、総報酬制に改正されたことは、結果的に負担増になっており、大事な保険料収入を事務局はじめ、皆さんそして家族の皆んなで大事に活用していきたいと考えています。

 一方支出面では、皆さんや家族の方が病院にかかったときの医療費として支払われる現物給付、そして療養のため休んだ時に支給される傷病手当金等の現金給付の費用として6億7,755万円を計上、支出全体の46.3%に、また、老人医療費の増加に比例して増え続ける老人保健拠出金等の負担は5億7,269万円で39.1%を占めており、合わせると85.4%となっております。

 保険料収入に対しては、前年度より下がりましたが88.4%(前年度は109%)となっています。下がった原因としては、総報酬制により保険料収入が増加したことと、当組合における老人医療費が大きく下がった事が主な原因です。

 疾病予防を中心とした保険事業費には、健診の利用率が高まってきていることから7,091万円(前年度比14.1%増)を計上しました。なお、人間ドック等各種健康診査、及び契約体育施設利用の補助について前年度と同様の取り扱いとしております。

≪介護勘定≫

 12年度から実施された介護保険制度は、介護を必要とする方に要する費用を40歳から64歳までの方々が介護保険料を負担し、国に納付する仕組みですが、当組合においては、15年度の介護保険料を1000分の8.2(前年度1000分の9)に下げて4,932万円の保険料収入を見込みました。

 国に納付する介護納付金は5,376万円ですが、不足分は介護勘定の別途積立金の一部を繰入れて(447万円)計上しました。

 前年度に比し、料率を下げることが出来たのは総報酬制によるところの収入増が見込まれることと別途積立金の繰入れをしたことによるおのです。

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第40回組合会

 ●開催日  平成15年3月3日(月) 10:00

 ●開催場所 ロイトン札幌 2階 クリスタルルーム

 ●出席議員 17名

 ●関係者  3名

 ●審議事項
 1. 平成15年度一般保険料率の変更について
 2. 平成15年度事業及び収入支出予算について
 3. 平成15年度支出予算同一款内の項間の流用について
 4. 組合規約の一部改正について
 5. 平成15年度介護保険料率について
 6. 報告案件(諸規定の一部変更・組合会議員選挙)について

 ●審議状況
 議案について1~6まで身長に審議の結果全員一致で承認されました。

 ≪審議結果≫
 1. 一般保険料率は1000分の82で承認(平成15年度4月分保険料から)
 2. 15年度事業及び収入支出予算は原案通り承認
 3. 予算の流用(同一款内の項間)は減算通り承認
 4. 組合規約の一部改正は原案通り承認
 5. 介護保険料率は1000分の8.2で承認(15年3月分保険料から)

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予算概要表

単位=千円
科目収入予算額科目支出予算額
健康保険料
1,429,001
97.68%
事務費
43,886
3.00%
調整保険料 21,174
1.45%
保険給付費
677,553
46.32%
繰越金
1
0.00%
法廷給付費
674,499
46.11%
繰入金
3
0.00%
附加給付費
3,054
0.21%
財政調整事業交付金
7,700
0.53%
拠出金
572,688
39.15%
国庫負担金収入・他
1,474
0.10%
老人保健拠出金
407,848
27.88%
雑収入
3,555
0.24%
退職者給付拠出金
164,840
11.27%
介護勘定受入
1
0.00%
保険事業費
70,914
4.85%
      財政調整事業拠出金
20,908
1.43%
      還付金・連合会費・積立金
3,598
0.25%
      その他
3,000
0.21%
      予備費
70,361
4.81%
      介護勘定繰入
1
0.00
合計
1,462,909
100.00%
合計
1,462,909
100.00%

 

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平成15年4月から健康保険法が変わります

●主な内容

医療機関での窓口負担が本人・家族ともに3割になります
総報酬制の導入により、賞与からも保険料を納めます
・当健康保険組合の保険料率が変わります
・標準報酬月額の算定時期が変わります。
退職後の健康保険の一部が変わります
・任意継続被保険者期間が最長2年になります。
・被保険者資格喪失後の継続給付が廃止されます。

1.医療機関での窓口負担が本人・家族とも3割になります。
 [3歳未満は2割・70歳以上は1割(一定以上所得者は2割)]

被保険者本人の入院・外来、被扶養者のの入院が2割から3割になり、被保険者、被扶養者ともに3割に統一されます。
ただし、平成14年10月に行われた法改正により、3歳未満の乳幼児は2割、70歳以上の人は1割(一定以上所得者は2割)負担です。
なお、6~69歳の人が外来示に者らって居た薬剤費の一部負担は廃止されます。

2.総報酬制の導入により賞与からも保険料を納めます

総報酬制とは、毎月の報酬月額と同じ保険料率を用いて、保険料を納める仕組みです。
同じ年収でも賞与の占める割合で負担する保険料額が違う不公平を無くし、
また月給と賞与の区別のつきにくい年俸制を導入している企業にも、解りやすい制度とするために導入されました。
賞与の保険料は、実際に支払われた賞与額から1,000円未満を切り捨てた額を「標準賞与額」として、毎月の報酬と同じ保険料率をかけて計算します。
上限は1回あたり200万円です。

3.退職後の健康保険の一部が変わります

任意継続被保険者期間が一律2年
「55歳以上で退職した方が60歳まで加入できる特例」が平成15年3月31日で廃止されます。
ただし、平成15年3月31日までに任意継続被保険者の資格を取得している方は上記の特例をそのまま引き続き受けられます。

被保険者資格喪失後の継続給付が廃止されます
他の医療保険制度と同じ3割負担となることから、すでに継続給付を受けられている方を含め、最長平成15年3月31日までとなります。
なお、資格喪失後の傷病手当金・出産手当金の継続給付は存続します。

※「健康保険継続療養証明書」で診療を受けている方は、平成15年4月1日以降は私用できなくなります。
 該当する方には健保組合からその旨のお知らせを送付しています。

 

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恒例ボウリング大会開催

(社) 北海道ソフトウェア協会と(社)日本システムハウス協会北海道支部の共催並びに北海道コンピュータ関連産業健康保険組合協賛の下、恒例となりました「コンピュータ関連合同ボウリング大会」が去る2月28日(金)スガイボウルアポロンにおいて開催されました。
今年は32チーム、128名が参加され、気迫溢れる投球に一喜一憂され、流す汗も悲喜こもごもの熱戦が展開されました。日頃の仕事から解放され、ストレス改称の一役にもなったようです。
ゲーム終了後、表彰式が行われ、(社)日本システムハウス岩谷支部長から、成績優秀な団体チーム・個人へ、それぞれ名誉ある表彰が行われました。
表彰された方々は次のとおりです。(敬称略)

団体戦

優勝 インティ1(株式会社ビーユー電研)
準優勝 アージェントB(株式会社アジェンダ)
三位 アージェントA(株式会社アジェンダ)

個人戦

優勝 石井 伸洋 (コスモシステム開発株式会社)
準優勝 高野 正記 (株式会社ミクロスソフトウェア)
三位 中瀬 勉 (株式会社ビーユー電研)


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たくさん医者にかかれば、治りが早いといことはありません

医者のハシゴをして、いいことは何もありません。
具合が悪くて医者にかかったけれど、なかなか治らないので、他の医者にかかかり直すという人がいます。
なかには、次から次へと医者をかえる「ハシゴ受診」をする人もいます。
何人もの医者にみてもらったほうが安心できるというひとです。
同じように、何種類ものクスリをとっかえひっかえ飲む人もいます。たくさん飲めば、それだけ治るのも早いような気がするというひとです。
これはたいへんな錯覚です。医者をハシゴするのも、何種流inモノクスリを自分の判断で飲むのも、いいことがないどころか、かえって回復を送らせ、病状を悪化させることにもなりかねないのです。

かえって、治るものも治らなくなります。
医者は患者を診察し病状を判断した時点で、ゴールまでの道筋を考え、治療をスタートさせたら患者との二人三脚でゴールに向かって進んで行きます。
医者をかえるということは、あらためてスタート地点からやり直すということです。時間も費用もそれだけかかるだけでなく、前の医者の治療の影響まで考えなければならないので、医者にとっては余計な負担がかかることになります。
医者と患者の二人三脚がうまくいけば、とっくにゴールインしていたのに、途中で足並みが乱れたり、患者だけが勝手にほかの道に行ってしまったら、いつまたってもゴールにたどり着けなくなってしまいます。

必要があって複数の医者にかかるときは、主治医をひとり決めましょう。
ひとつの病気で何人もの医者にかかることはいいことではありませんが、いくつもの病気を併発して、複数の医者にかかるということがあります。例えば高血圧の治療を受けているときに、肌荒れで皮膚科にかかるとか、虫歯で歯科医にかかるとか、捻挫で整形外科にかかるというときです。
こんな時は、それ沿練医者にほかの病気で治療を受けていることを伝えることを忘れてはいけません。
それだけでなく、その中のひとりに、ほかの病気の受診の状況や自分の体の状態を、すべて把握していてくれる主治医になってもらい、相談にのってもらうようにしましょう。

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料理

【大根の皮とにんじんのきんぴら】

  ●1人分  116Kcal

材料
大根の皮 
にんじん
明太子
ごま
サラダ油
しょうゆ
砂糖

(4人分)
240g
80g
30g
10g
30cc
30cc
9g

作り方

  1. 大根の皮は千切りにする。
    にんじんも皮つきのまま、大根と同様に切る。

  2. 明太子は薄皮を取り除いて、ほぐしておく。

  3. 鍋にサラダ油を敷き、大根、にんじんを入れ、
    しんなりすれば明太子を加え、
    砂糖・しょうゆを入れ、水分がなくなるまで煎りあげる。
    最後にごまをいれてできあがり。

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