健保だより2002年4月号

● 健保だより 2002年4月号

・新年度にあたり ・第38回組合会 ・平成14年度 収入支出予算
・介護保険料引率き下げ!! ・恒例ボウリング大会

新年度にあたり

北海道コンピュータ関連産業健康保険組合
理事長
 中村 力

 健康保険組合の事業運営にあたりましては、日頃から暖かいご理解、ご協力を賜り衷心より厚くお礼申し上げます。

 平成13年度における当健康保険組合の財政状況は、経常収支で実に1億6,500万円の赤字が見込まれており,平成14年度以降もこの傾向がますます厳しくなる見通しとなっております。

 この状況の最大の要因は、毎年申し上げておりますが一重に老人保険拠出金及び退職者給付拠出金の激増で、平成14年度予算ではこの拠出金と皆さんや家族の方が病院にかかられる医療費との合計額で保険料収入の109%になっており、異常状態と云う言葉も超えた状態になってしまいました。

 一日も早くこの不合理な拠出金制度を改め、多くの皆さんが納得できる皆が平等に支え合う持続的な高齢者医療制度の確立を願って止みません。

 介護保険制度につきましては、全国的に利用者が伸びていないこと等から、平成14年度当健康保険組合の介護保険料率は、収支見込みを試算のうえ論議の結果前年度比△1.4パーミルの1000分の9となりました。

 健康保険組合の財政は、根本的には高齢者医療制度の抜本改革無くして好転は望めませんが、当健保組合といたしまして、少しでも健全化が図られるよう配意してまいりたいと考えております。

 保険事業について、疾病予防の観点から全般的に見直しを図り皆さんから要望の強かったVDT検診、インフルエンザ予防接種を取り入れました。また、レセプトの点検等医療費の適正化対策の強化についても引き続き努力してまいりますので何卒ご理解、ご協力の程お願い申し上げます。

 なお、平成13年度の共済会の事業につきましては、前年度と同様の事業を基本としております。皆さんの共済会としてより有意義な事業運営を図るため努めてまいりますので、何かお気付きのことがありましたらお気軽にご意見等をお寄せ頂きますようお願い申し上げ新年度にあたってのご挨拶といたします。


第38回組合会

●開催日    平成14年3月1日(金) 16時00分~
●開催場所  札幌グランドホテル 本館3階 紅葉の間
●出席議員  14名
●関係者  4名

●審議事項
 1.平成13年度 追加更正予算(案)について
 2.平成14年度 事業及び収入支出予算(案)について
 3.平成14年度 支出予算同一款内の項間の流用について
 4.介護保険料率について
 その他

●審議状況
 議案1~4について熱心に、かつ慎重に審議の結果全員一致で承認されました。

平成14年度 収入支出予算

一般勘定  14億6,284万円
介護勘定     4,241万円

 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成14年度事業と収支予算が去る3月1日(金)開催された第38回組合会において標記のとおり決定されました。

 依然として、景気低迷が長引くなか当コンピュータ関連の業界は、被保険者数は微増の傾向を示してまいりましたが標準報酬月額は減少となっております。

 事業運営の収入源である保険料収入の基礎となる年間平均被保険者数は、3,756人で4.2%増、平均標準報酬月額は、北海道経済の不況を反映して伸びは期待できず前年度と同額の319,074円を見込み、収入全体の約83%となっています。

 一方支出では、皆さんが病院等にかかったときに医療費として支払われる保険給付費では、入院医療費が大幅に伸びてきているため、6億8,006万円を計上、支出全体の46.5%となっています。

 また、老人医療費の増加により年々増え続ける老人保健等拠出金負担は、前年度より約7,467万円多い6億3,404万円で約43.3%を占め、相変わらず組合財政を圧迫しています。

 疾病予防を中心とした保険事業費は前年度より縮小し5,518万円を計上、人間ドックA、Bとなっていたものを人間ドックで統合し、生活習慣病予防健診、婦人科検診とともに補助額を健診費用の8割(限度額有り)としております。

 また、新たにVDT健診、インフルエンザ予防接種への補助を追加し、契約体育施設利用の補助については前年度と同様の取扱いとしております。

 なお、介護勘定については14年度介護納付金の額と納付対象者の平均標準報酬等を考慮した結果、前年度比-1.4‰の保険料率(9.0‰)が設定されました。


介護保険料引率き下げ!!
 平成14年度は1000分の9.0に

 平成14年度の介護保険は、全国で必要とする介護費用が当初の見込みに比し減少傾向となっております。
当健康保険組合の介護保険料率は、収支見込みを試算し3月1日の組合会で論議の結果標記通り決定されました。
この保険料率は、平成14年度(3月分~15年2月分保険料)について適用されることになります。(平成14年2月分保険料までは1000分の10.4)

40歳以上以上の全員が納めます
40~64歳の人と65歳以上の人とでは納め方が異なります

◎40歳から~64歳まで(第二号被保険者)の場合

●保険料の約半分は事業主が負担します
 介護保険料は。各医療保健の毎月の保険料に上乗せして納めますが、保険料は給料に応じて異なります。計算の仕方や額は加入している医療保険によって異なります。
 政管健保・健保組合などの場合、原則として保険料の半分は事業主が負担します。
 家族(40~64歳の被扶養者)の分は、加入している医療保険の被保険者全体で負担するので、納める必要はありません。

●退職した場合は・・・
 退職し、任意継続被保険者・特例退職被保険者となった場合は、保険料は残額自己負担になります。
 また、転職してほかの政管健保や健保組合などに移った場合は、新しい医療保険から保険料が徴収されます。
 自営業を始めるなどして国民健康保険に加入した場合は、世帯主が40~64歳の分も含めて、国民健康保険に保険料を納めます。保険料は所得や資産などに応じて異なり、納める保険料と同額の保険料を国が負担します。

◎65歳以上(第一号被保険者)の場合

保険料は住んでいる市町村・特別区のサービス基準によって異なりますが、施設やホームヘルパーなどのサービスが充実している市町村・特別区では高くなります。また所得に応じて5段階に分けられ、低所得者の負担を軽減する一方で、高所得者の負担は所得に応じたものとなっています。
 徴収は「、原則として老齢・退職年金から天引きされます。(特別徴収)ただし、年金額が月額1万5千円(年額18万円)に満たない人は、口座振替などによって個別に市町村・特別区に納めます。

介護保険で受けられる主なサービスは? 介護サービスを受けられるのは?
在宅サービス
●訪問看護
ホームヘルパーが家庭を訪問し入浴、排泄、食事の援助や日常生活の世話をします。
●訪問看護
看護婦などが家庭を訪問し、看護を行います。
●日帰り介護
デイサービスセンターなどで入浴、食事、機能訓練などを行います。
●短期入所
特別養護老人ホームなどの介護施設に短期間入所し、医療や介護を行います。
●福祉用具の貸与、購入費の支給
介護に必要な器具の貸し出し、特殊尿器などの購入費の支給を受けられます。
  65歳以上の人(第一号保険者)は、日常生活が不自由で介護が必要と認められた人です。40歳以上65歳未満までの健保組合など医療保険に加入している人(第二号被保険者)では初老期痴呆症、脳血管障害など歳をとって起こる病気が原因で介護が必要だと認められたときに介護サービスを受けられます。

 


コンピュータ関連業界合同

 恒例ボウリング大会開催

 (社)北海道ソフトウェア協会と(社)日本システムハウス協会北海道支部が共催、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の協賛の下、恒例の「コンピュータ関連業界合同ボウリング大会」が去る2月22日(金)18時30分より34チーム、132名が参加して札幌市東区のスガイボウルアポロンで開催されました。
 今回の大会には、両協会の朝倉副会長、岩谷支部長をはじめ役員の方々も多数参加され大変盛り上がった大会となりました。
 参加者は真剣な中に和気あいあいとゲームに没頭、多くの方々は日頃の運動不足とストレスの解消にもつながったようです。
 表彰式では、成績優秀なチーム及び個人にそれぞれ優勝トロフィー、記念品などが贈られ盛会裡の中に大会は終了いたしました。
 成績は次のとおりです(敬称略)

★団体戦
 優 勝
㈱アジェンダ Aチーム
 第2位
㈱データクラフト Aチーム
 第3位
北海道電子機器㈱ Aチーム

★個人戦
 優 勝
長橋 賢二(㈱ミクロスソフトウェア)
 第2位
幸田 瑞恵(㈱データクラフト)
 第3位
上島 和史(北海道電子機器㈱)

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