健保だより2000年4月号

● 健保だより 2000年4月号

・新年度にあたり ・第33回組合会 ・平成12年度 介護保険料決まる
・平成12年度 収入支出予算が決まる ・コンピュータ関連業界合同ボウリング大会開催  

新年度にあたり

北海道コンピュータ関連産業健康保険組合
理事長
 中村 力

 健康保険事業の運営にあたり、日頃から温かいご支援を賜り衷心より感謝を申し上げる次第でございます。
 昨年度の当健保組合の財政状況は、老人拠出金の負担増等から、厳しい結果となっております。本年度も一層の負担増となり、より厳しい予算編成となっておりますが、拠出金の仕組みは概算で支払いをして、2年後に精算をすると云う扱いで、各年度毎に被保険者数の変動等により精算額に差が生じます。試算するところ本年度が負担額のピークと考えられます。
 一方、皆さんや家族の方が病院にかかられる医療費については、年々増加の一途をたどっており、制度の抜本的な改革が強く叫ばれているところであり、今後とも粘り強く訴えていく必要があります。
 国で決められた制度ですが、不合理な点は指摘し、訴えていきながらも、多くの方々に如何に病気にならないように手助けできるか、そのことが財政健全化にも通じるとの想いで、知恵をだし努力して参りたいと考えているところであります。
 収支決算状況などは、出納整理期が終わった段階で改めてご報告申し上げようと思っております。
 また、昨年度は平成12年4スタートの介護保険制度について、種々紆余曲折あるなかで円滑な実施に向け準備をすすめ、過日の組合会において保険料率等取り扱いが決定されたところであります。法律の枠の中で年間二段階となる面倒な保険料率設定となりましたが、政府管掌の健康保険においても同様の扱いとなっており、ご了承をお願いする次第です。
 健康保険組合として、少子高齢化の時代の中、誰もが迎える老後の生活が安心して暮らせる社会保険制度となるように期待しているところであります。
 本年度は新世紀を迎える年度として、コンピュータ関連産業のますますの発展と共に一層信頼頂ける組織となるように務めて参ります。
 医療費、老人保健拠出金等の増加により大変厳しいなかですが、疾病予防における健康診査等は後退させられないとの考えで対処しておりますので、重ねてご理解とご協力をお願い申し上げます。


・第33回 組合会

●開催日 平成12年3月1日(水)10:30
●開催場所 札幌全日空ホテル 3階 孔雀の間
●出席議員 17名
●関係者 4名

●審議事項
 1.平成11年度追加更正予算について
 2.平成12年度事業及び収入支出予算について
 3.平成12年度支出予算同一款内の項間の流用について
 4.組合規約の一部改正について
 5.介護保険料について
 6.報告案件(事業所の編入、削除等)について

●審議状況
 議案について1~5まで慎重に審議の結果、全員一致で承認されました。


・平成12年度 介護保険料率決まる

4~6月分     1000分の6.2
7~13年2月分 1000分の10.4

 平成12年4月スタートの介護保険ついて、当健康保険組合(40歳~65歳未満の被保険者)の保険料率は、第33回組合会において標記の通り決定されました。
 介護保険料は年間平均9.2‰となりますが、現行法上組合員である被保険者の保険料(健康保険料と介護保険料)の負担の上限が45‰となっており(事業主と被保険者の負担は折半)、現在保険料の被保険者分担は41.9‰(他に調整保険料0.6‰有り)であることから3.1‰で上限の45‰となるため、事業主負担と合わせ6.2‰の設定となります。
 7月から法律が改正され、負担の上限規定が健康保険料(法律的には[一般保険料]という)のみの適用となることから12年7月~13年2月分の保険料は、12年4月~6月分の不足分を上乗せし10.4‰の設定となります。
 なお、幅広く公平に負担いただく観点から
特定被保険者(40歳未満の健康保険者で40歳から65歳未満の被扶養者を有する者)にも介護保険料を納付いただくことに決まりました。


・平成12年度 収入支出予算が決まる

老人保健拠出金等の負担重く 保険給付費の支出と合わせ 実に保険料収入の98.7%に

一般勘定 13億279万円
介護勘定   3,704万円

 北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の平成12年度事業と収支予算が去る3月1日(水)開催された第33回組合会において、熱心、且つ慎重審議の上に決定されました。
 事業運営の収入源である保険料収入の基礎となる年間平均被保険者数は3,607人で1%増、平均標準報酬月額も、過去3年間の状況等から1%増で322,017円を見込み、収入全体に占める保険料収入の割合は89.6%の状況となっています。
 一方支出では、皆さんや家族の方が病院などにかかったときに医療費として支払われる現物給付、及び療養のため休んだときに支給される傷病手当金等の現金給付が、年々増加曲線を描いており、前年度当初予算に比べ800万円増の5億9,647万円を計上、支出全体の45.8%となっています。
 また、老人医療費の増加により年々増加の一途をたどる老人保健拠出金等の負担は実に8,900万円増の5億5,689万円で、42.7%を占め、組合財政を圧迫している大きな要因となっています。
 疾病予防を中心とした保険事業費には6,308万円を計上、人間ドック等各種健康診査の補助額は前年度と同額としたほか、契約体育施設利用の補助についても前年度と同様の扱いとしております。
 なお、本年度からスタートの介護勘定については、12年度の介護納付金は概算払いであることから2年後の精算額も考慮し保険料率に大きな影響を及ぼさないように積立金の額を計上しております。

一般勘定                                   (単位:千円)
科目
収入予算額
科目
支出予算額
健康保険料
1,167,768
89.64%
事務費
46,588
3.58%
調整保険料
16,722
1.28%
保険給付費
596,467
45.78%
繰入金
100,001
7.68%
法定給付費
593,187
45.53%
財政調整事業交付金
12,000
0.92%
附加給付費
3,280
0.25%
国庫負担金収入・他
2,669
0.20%
拠出金
556,893
42.75%
雑収入
3,639
0.28%
老人保健拠出金
451,206
34.63%
 
 
 
退職者給付拠出金
105,687
8.11%
 
 
 
保険事業費
63,080
4.84%
 
 
 
財政調査事業拠出金
16,723
1.28%
 
 
 
還付金・連合会費・積立金
3,159
0.24%
 
 
 
その他
3,000
0.23%
 
 
 
予備費
16,889
1.30%
合計
1,302,799
100.00%
合計
1,302,799
100.00%

介護勘定                    (単位:千円)
科目
収入予算額
科目
支出予算額
介護保険料
37,040
100.00%
介護納付金
29,841
80.56%
雑収入
1
0.00%
積立金
7,200
19.44%
合計
37,041
100.00%
合計
37,041
100.00%

 

介護保険事務説明会を開催

 介護保険のスタートを間近に控えた去る3月6日(月)、厚生年金会館で介護保険事務説明会が開催されました。
 49事業所、56名の方々が出席され終始熱心にお聞きになり、4月からの実務に向け色々質疑応答が行われました。
 その後、日頃から健康保険事務でごく労いただいている仲間同士の情報交換コミュニケーションの場として、久しぶりに懇親会が開催されました。
 それぞれに有意義なひとときを過ごされたようです。


・平成12年度 保険事業

★健康診査(健診)

 疾病予防の一環として、各種健康診査に対して費用の一部を補助します。
 被保険者の方は勿論のこと、ご家族の方も年に一度は是非健康診査を受け健康管理しましょう。

 [受診の手続き]
 希望する検診機関と事業所で日程等調整し、健保組合に申込書を提出、承認を受け受診します。

健診種目健診対象者補助金額
人間ドック(A) 35歳以上の被保険者・被扶養者 35,000円
人間ドック(B) 30~34歳の被保険者・被扶養者 20,000円
生活習慣病予防健診 29歳以下の被保険者・被扶養者である妻 10,000円
婦人科健診 被保険者・被扶養者で年齢の制限無し
検査方法/乳ガン(触診)子宮ガン(細胞診)
5,000円

【留意していただくこと】

 1) 札幌市内の事業所は、必ず契約健診機関で受診してください。

 2) 札幌市を除く道内、他府県等地方にあっては、最寄りの健診機関を利用し、後日健保組合に補助額の請求(償還払い)をしてください。
    この場合、検査内容は等健保組合で定められた項目を必ず実施してください。

 3) 健康診査契約外機関健診費用(償還払)請求書には、健診機関からの請求書(写)、領収書(写)及び個人別の健診結果報告書(写)を添付願います。

 4) 健康診査は、年1回とし、人間ドック・生活習慣病予防健診とは重複できません。

 5) 健診種目は年齢で区分されていますが、希望により下のランクでも実施できます。

契約健診機関一覧

契約健診機関名健診機関所在地電話番号
北海道労働保健管理協会 003-0024
札幌市白石区本郷通3丁目2番13号
011-862-5088
北海道健康管理センター 060-0001
札幌市中央区北1条西4丁目ペアーレ札幌1・2F
011-218-1655
(財)結核予防会 北海道支部 060-0033
札幌市中央区北3条東3丁目
011-231-6419
札幌商工診療所 060-0063
札幌市中央区南3条西8丁目 (杏仁ビル)
011-251-2869
ダイヤモンドクリニック 060-0055
札幌市中央区南5条東3丁目
011-531-9221
住友生命札幌総合健診センター 060-0062
札幌市中央区南2条西2丁目18番1
住友生命札幌南2条ビル
011-222-0710
札幌社会保険総合病院 004-0052
札幌市厚別区厚別中央2条6丁目2-1
011-893-5881
日本健康倶楽部 北海道支部 060-0807
札幌市北区北7条西4丁目4-1-2 丸増ビル 9F
011-707-1115
札幌循環器クリニック 060-0014
札幌市中央区北14条西18丁目
011-747-5821

★契約体育施設

費用の一部を利用券により補助されますが、契約施設を利用するときに、健保組合に電話または文書、FAX等で必要枚数を請求し利用券の交付を受けて下さい。

TEL:011-222-0500
FAX:011-222-0023

対象者・・・被保険者・小学生以上の被扶養者
補助金額・・・1,000円
利用回数・・・1人につき年1回利用できます。
利用方法・・・保険証の記号番号、氏名等を必ず記入し、契約施設の窓口に提出して下さい。
※利用する費用が補助額に満たない場合は、補助の対象になりません。

利用施設一覧

利用施設名
住所
利用施設名
住所
定山渓ビューホテル 札幌市定山渓 ホテルMtレースイ 夕張市末広町
洞爺パークホテルサンパレス 壮瞥町壮瞥温泉 Mtレースイスキーリゾート 夕張市末広町
洞爺パークホテル 洞爺湖温泉町 スポーツクラブジップ 札幌市北区
ニュー阿寒ホテル 阿寒町阿寒湖畔 サホロリゾート 上川郡新得町
阿寒ビューホテル 阿寒町阿寒湖畔 登別万世閣 登別市登別温泉町
北湯沢湯本名水亭 大滝村北湯沢温泉町 洞爺湖万世閣 洞爺湖温泉町
大規模年金保養基地 グリーンピア大沼 森町赤井川 定山渓万世閣ホテルミリオーネ 札幌市定山渓
ルスツ高原ホテル 留寿都村泉川    

コンピュータ関連業界合同ボウリング大会開催

 (社)北海道ソフトウェア協会と(社)日本システムハウス協会北海道支部の共催ならびに北海道コンピュータ関連産業健康保険組合の協賛の下、恒例となりました「コンピュータ関連業界合同ボウリング大会」が去る2月25日(金)スガイボウルアポロンで開催されました。
 本年はミレニアム大会?として意気揚々34チーム135名が参加し、気迫あふれる投球に一喜一憂、流す汗も悲喜こもごもの熱戦が展開されました。多くの方は、日頃のストレスの解消をも図っていたようです。
 ゲーム終了後、表彰式が行われ生成期優秀な団体チーム・個人には、それぞれ名誉ある表彰が行われました。

成績は次のとおりです。(敬称略)

★団体戦
   
    優勝
(株)システムブレインEチーム  
    2位
インフォネット(株)Aチーム  
    3位
(株)北海道スタット  
★個人戦
   
    優勝
松井 文也 (株)アジェンダ
    2位
佐藤 敏勝 (株)シーズ・ラボ
    3位
安野 充洋 (株)シーズ・ラボ

 
団体優勝   個人入賞者

・新年度にあたり ・第33回組合会 ・平成12年度 介護保険料決まる
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札幌市中央区大通西16丁目1番24 FAX (011)633-8373